閩江
中国福建省の河川
From Wikipedia, the free encyclopedia
地理
閩江の上流には、水源を連城付近に発し北東に流れている沙渓、杉嶺から発して南東に流れる富屯渓、武夷山と仙霞嶺に発して南西に流れる建渓という3本の河川がある。この3本の流路となる岸辺には、永安・邵武・建甌などの都市がある。
この3つの流路は南平で合流し閩江となる。沙渓と建渓とはほとんど一直線で、同じように1本の断層線の谷を流れる。富屯渓と閩江の本流もほとんど一直線であるが、流向は断層の山と向かい合っている。これらの河川は十字型をなしており、南平がこの中心にあたる。
閩江の流路はいずれも標高1000mの山麓から流れてくるが、南平に至ると50m以下に低下する。南平から上流は急流で浅瀬が多く(特に富屯渓)、小型船でも舟運はきわめて困難なため、「一つの難所の高さは1丈(10尺)もあり、邵武は天上にある」との諺があるほどである。一方、下流では流勢が緩やかになるが、河床には小石が多い。水口に至ると閩江は古田渓を迎え入れ、難所がほとんど無くなって小型船がいつでも通れるようになる。さらに福州の外港の馬尾になると、大型船舶が航行できる。
台湾海峡に流入する河口部には琅岐島があり、その南東部一帯の河口湿地とマングローブはヘラシギ、ヒガシシナアジサシ、カラチョウザメなどの生息地で、2022年にラムサール条約登録地となった。ただし、外来種のスパルティナ・アルテルニフロラおよび浮遊ゴミの侵入は問題となっている[1]。
支流
備考
昔から沿岸の住民は「龍」(ロン)と呼んでいた。これは水運と灌漑の便があり、風景が奇に富み美しいからである。

