雷酸水銀(II)
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雷酸水銀(らいさんすいぎん)は水銀の雷酸塩で、淡青色の斜方錐状晶。シアン酸水銀の異性体である。
| 物質名 | |
|---|---|
オキシドアザニウムイリジンメタン水銀(II) | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.010.053 |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| Hg(CNO)2 | |
| モル質量 | 284.624 g/mol |
| 外観 | 灰色の結晶 |
| 密度 | 4.43 g/cm3 |
| 爆発性データ | |
| 衝撃感度 | 高い |
| 摩擦感度 | 高い |
| 爆速 | 4250 m/s |
| 危険性 | |
| 労働安全衛生 (OHS/OSH): | |
主な危険性 |
高い毒性、衝撃に敏感な爆発物 |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 170 °C (338 °F; 443 K) | |
一価の雷酸水銀(I) と二価の雷酸水銀(II) が知られているが、とくに二価の化合物は雷汞(らいこう)と呼ばれ、雷管の起爆薬として用いられる。雷酸水銀(I) は雷汞の製造の際、硝酸水銀の硝酸溶液とエチルアルコールの反応温度を低くすると (45–55 ℃) 生成する。雷汞と同様に爆発しやすいが、より水に溶けやすい。
雷酸水銀(I) の組成式は Hg(ONC)、雷酸水銀(II) は Hg(ONC)2 である。
水銀化合物であるため、最近は公害問題への対策からジアゾジニトロフェノールで代用されることが多い。
日本国では火薬類取締法(1950年施行)により、(広義の)取り扱いの規制を受ける。なお、一般の水銀化合物は毒物及び劇物取締法(1950年施行)において毒物に指定されているが、雷酸水銀(II) はこの適用除外品目となっている。




