頸環 From Wikipedia, the free encyclopedia 頸環(くびわ、英語:Horse collar)とは、馬が馬車や農耕具を曳くときに首にかける馬具。首環[1]、わらび形[2]などとも呼ばれる。中国では、牲口套などと呼ばれる。 二つの頸環 馬の首に装着された頸環 もっとも初期の頸環の例。約5世紀の中国の壁画 概略 頸環ができる前は、胸や首にかけるハーネスを使用していたが問題があった。胸懸ハーネスは胸の筋肉の血管を圧迫してしまい力が発揮できず、首にかけるハーネスでは首が締まり窒息してしまい、重いものを牽引するのに向いていなかった。そのため、多くの文化圏では、重いものを運ぶときはくびき(首木)が使える牛を用いていた。 しかし、肩甲骨に当てて引くことができる頸環が導入されると、牛より速度が出せて、持続的に働ける馬を利用するようになった[3]。この頸環は、馬以外にもラクダやラバなどにも用いられる。 歴史 中国の敦煌市にある5世紀の絵に見ることができる[4]。ヨーロッパに導入されたのは12世紀ごろである[5] 。 脚注 [1]首環コトバンク [2]開拓史人畜力時代の農具と馬具の使用例 標津町役場 [3]Needham 1986, Volume 4, Part 2, p. 312 [4]Needham, Volume 4, Part 2, 28. [5]Needham, Volume 4, Part 2, 317. 参考文献 Needham, Joseph, Science and Civilisation in China: Volume 4, Physics and Physical Technology, Part 2, Mechanical Engineering. Taipei: Caves Books Ltd., 1986. ISBN 0-521-07060-0 関連項目 ホースハーネス(英語版) 輓獣 Related Articles