黄飯
大分県臼杵市の郷土料理
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大分県
黄飯(おうはん)は、大分県臼杵市の郷土料理[2]。くちなしの実を水に浸して、黄色く染まった水で米を炊くことで作られる鮮やかな山吹色をした飯である[2]。
今日ではリゾット風にアレンジされた黄飯が学校給食などで供されている[2]。
由来
臼杵藩で質素倹約令が出された際に、藩主が貴重な小豆を用いる贅沢な赤飯の替わりに作らせたとされる[2]。一説では、キリシタン大名でもあった大友宗麟が南蛮貿易を行っていたことから、スペインのパエリアを模したのではないかとも言われている[2]。
「かやく」

エソなどの白身魚や野菜、豆腐などを煮こんだ「かやく」が添えられる[2]。黄飯と合わせて黄飯かやくと呼ばれる。なお、臼杵市では黄飯の上に「かやく」をかける[2]。
上述のように黄飯は武家料理が根本にあるが、「かやく」は商人たちの暮らしから生まれたものである[2]。年末年始の商人が多忙を極め、料理を作るゆとりや、ゆっくり食事を採る暇がないため、大鍋一杯に「かやく」を作り、何度も煮なおして正月三が日を乗り切った[2]。煮なおしていくことで、具材に味が染みていき、まろやかな味わいとなる[2]。時代が下り、黄飯をつくる機会が減ってくると、代わりに「かやく」のことが「黄飯」と呼ばれることもある[2]。
大晦日に大量に作り、三が日に温め直しながら食べる[2]。また色合いが華やかであることから、祝いの席でも振る舞われる[2]。
