パーセント記号
パーセンテージを表すときに使用する記号
From Wikipedia, the free encyclopedia
由来
per cento



イタリア語の「per cento」(100あたり)に由来するとする説。過程が異なるバリエーションがあるが、以下では D.E.スミス による説明を中心にのべる。
古くは専用のパーセント記号はなく、「per cento」から、「per 100」「p 100」「p cento」などと書かれていた[1]。
1425年ごろ、「PC」に「cento」の最終文字「o」を(序数標識「º」のように)小さな丸として添えた記号が現れた[2]。
1650年ごろ、「Cº」の部分が変形し「%」を正立させたような記号になり[3]、さらに「P」が脱落した[4]。
1925年ごろには、斜め線を使った形(
)が現代的とされた[5]。
このほか、若干異なる次のような説明もある。
/100
「/100」を変形させ、「/1」を1本の線に略して位置をずらし「%」とした[6]。
スペース
自然言語での用途
コンピュータでの用途
ASCIIコードに収録されていて入出力しやすいことから、プログラミング言語やCUIシェルなどで、本来の意味を超えて特別な意味を持たせていることがある。
書式設定
C言語の書式付入出力関数(printf など)では書式指定を示す。たとえば、%d で整数、%c で 1 文字などの出力となる。他の言語でも同様のものが見られる。
剰余演算子
int a = 25 % 7;
25 を 7 で割った余り (剰余)の 4 が a に代入される。C 言語では整数型のみだが、Java では実数も扱うことができる。
環境変数
DOSやWindowsなどでは、標準のコマンドラインインタプリタにおいて環境変数を表す記号として使用されている。
echo %PATH%
「%PATH%」が環境変数PATHの値に置換された後にechoコマンドが実行されてPATHの値が表示される。
その他のコンピュータでの用途
- URL内のASCII外の文字や、ASCII内でも一部の記号はそのまま送信することができないので、%xx(xxは16進2桁)という形に「パーセントエンコード」して送信される。RFC 3986では、このエンコード方式が「Percent-Encoding」と呼ばれている。
- DOS/Windowsのシェル(COMMAND.COM, cmd.exe)のFor文では、「%+英字1文字(例: %i)」でイテレータ変数を表す。また、バッチファイル内では、「%+数字1文字(例: %1)」で引数を表す。
- crontab では、行内の%はコマンドの終了を意味し、%以降は標準入力からの入力になる。
- MATLAB などでは、%から行末までがコメントとなる。
- データベース言語SQLでは、ワイルドカード文字として、「長さ0文字以上の任意の文字列」を意味する。
- IPv6アドレスのリンクローカルアドレスで、インターフェースを明示するときに使うゾーンインデックスとアドレスとの区切りに使用する。IPv6アドレス#リンクローカルアドレスとゾーンインデックスを参照。
- TeXやそれに準ずる組版システムの原稿中では,当該記号に続く文字列及び改行文字は存在しないものと見做されて処理に移る。
符号位置
| 記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
|---|---|---|---|---|
| % | U+0025 | 1-1-83 | %% | パーセント記号 |
| ٪ | U+066A | - | ٪٪ | パーセント記号 (アラビア文字) |
| ‰ | U+2030 | 1-2-83 | ‰‰‰ | パーミル記号 |
| ‱ | U+2031 | - | ‱‱ | パーミリアド記号 |
| ⁒ | U+2052 | - | ⁒⁒ | コマーシャルマイナス記号 |
| ㌫ | U+332B | 1-13-45 | ㌫㌫ | 組文字パーセント |
| % | U+FF05 | 1-1-83 | %% | パーセント記号 (全角) |
文献
- Smith, D.E. (1898), Rara Arithmetica: a catalogue of the arithmetics written before MDCI, with description of those in the library of George Arthur Plimpton of New York, Boston: Ginn
- Smith, D.E. (1925), History of Mathematics, Boston: Ginn