歯科
歯について扱う診療科
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歯科(しか)とは、歯または歯に関連した組織に関する疾患を扱う診療科である。歯科処置の大半は人体に侵襲を伴う外科行為である。一般歯科、矯正歯科、口腔外科、小児歯科の区分があり、それらを総称して歯科と呼ぶことがある。
診療科としての一般的な歯科は、齲蝕や歯周病を中心とした口腔内の疾病を受け持っている。診療形態の大半は診療所であり、行われる処置もエプーリス除去やインプラント埋入術など、入院を伴わない小手術や、歯牙に限局した疾病であることが多い。
日本においては、医師と歯科医師で免許が分かれているため、法的には医師が歯科医業を行なうことが出来ない。ただし、治療状況によって医業との判別が困難になる場合や、歯科医業であると同時に医業となる場合もあるが、主として大学病院や総合病院の口腔外科で行われることが多い。
診療科
従事者
歴史
→詳細は「歯学史」を参照
- 日本
- 701年の大宝律令で耳目口歯科が置かれた。平安時代末期(1160年頃)に、耳目科と口歯科に徐々に別れた。安土桃山時代(1580年頃)に、口歯科の専門医は口中医と呼ばれた[2]。
- 1874年(明治7年)8月に医制が公布され、医療制度が西洋式に整えられ、歯科が置かれるようになった。米国人歯科医師セント・ジョージ・エリオットから歯科学を学んだ小幡英之助が日本最初の歯科医師となった[2]。
- ヨーロッパ
- 12世紀ごろから18世紀ごろまで、出血を伴う医療は主に理髪外科医が行っており、地域などによっては医者が行っていた。18世紀になると現代歯科学の父ピエール・フォシャールが、代表作『 Le Chirurgien Dentiste 』(外科歯科医の意)を執筆し、医学界に大きな影響を与え、歯科医は専門医として再編された。