Wikiwand AI

1/ST

北米の競馬関連事業を行う会社 From Wikipedia, the free encyclopedia

1/ST(ファースト)はアメリカ合衆国の企業グループ。競馬関連事業を行っており、サンタアニタパーク競馬場などを所有している。現在の社名になったのは2020年のことで、それまではストロナック・グループとして活動していた。更にその前身としてマグナ・エンターテイメントがある。

ロゴ

歴史

フランク・ストロナック(2008年)
ベリンダ・ストロナック(2018年)

オーストリア出身のカナダ移民フランク・ストロナック(英語版)は自動車メーカーマグナ・インターナショナルを設立し、世界的企業に育て上げた。フランクは競馬にも興味があり、1962年から馬を購入し始め[1]、1977年に購入したグローリアスソングで名を上げた[2]。1989年にアデナスプリングスを設立して生産にも着手。ここから史上唯一のブリーダーズカップ・クラシック親子制覇を成し遂げたオーサムアゲイン・ゴーストザッパーを始めとして多数の活躍馬を輩出した。

フランクは競馬事業の統括会社として1998年にマグナ・エンターテイメント・コーポレーション(Magna Entertainment Corporation、以下MECとする。)をマグナ・インターナショナルの子会社であるMI開発(MI Developments Inc、以下MIDIとする。現グラニテ不動産(英語版))の更に子会社という位置づけで設立。1998年にサンタアニタパーク競馬場を買収したことを皮切りにガルフストリームパーク競馬場・ピムリコ競馬場などアメリカの競馬場を多数買収し、アメリカ競馬で最大の競馬場所有者となった。しかし徐々にMECの経営状態は悪化し、2009年に破産宣告をした[3]。

以前よりMIDIの株主からは会長の個人的利益のためにMIDIの資金が投入されることに対して強い反発が出ており[4]、MECの破綻を切っ掛けにフランクはMIDIの議決権を放棄[4]、代わりにMECが保有していた競馬関連の権利を譲り受けて娘のベリンダ・ストロナック(英語版)(元カナダ下院議員)と共にストロナック・グループとして再出発することとなった[5][6]。

フランクは2011年ごろから母国オーストリアの政治活動に進出する[7]も頓挫して2017年には撤退。同じ2017年にアデナスプリングスを売却、競走馬生産から撤退した[8]。競馬事業もほぼベリンダに譲って引退状態となった。しかしベリンダと経営方針で対立し、父娘で互いに裁判で訴え合うという事態になってしまった[9]。

その後、2020年に裁判は和解が成立[9]。この年の1月にベリンダは社名を1/ST(ファーストと読む)に変更[10]。再びの再出発を図る。

所有資産

競馬場

その他

  • AmToteインターナショナル(英語版) - メリーランドにあるトートボード(英語版)(パリミュチュエル方式の掛金・配当金を集計するためのシステム)製造会社[14]。
  • Xプレスベット(英語版) - オンライン競馬賭博サイト。2001年にメドウズ競馬場(英語版)などを含む5千3百万ドルの取引の中で買収[15]。当時はCall-a-Betという社名であったが、2002年にXpressBetに変更された[16]。

かつて所有していた資産

競馬場

  • ローレルパーク競馬場
  • ピムリコ競馬場
    • 2002年にピムリコの51%とローレルパークの58%を1億1750万ドルで買収[17]。更に2007年に残りを1830万ドルで買収[18]。その後は施設の老朽化が進み、リニューアルの必要性が以前から指摘されていた。その資金調達のために2020年に施設と土地を州政府関係機関に売却。競馬場の規模は縮小し、余った土地は住宅地などとして再開発が行われる[19]。
  • ポートランドメドウズ競馬場(英語版) - 2001年に買収[20]、2019年に閉鎖[21]。
  • ベイメドウズ競馬場(英語版) - 2000年に買収[22]、2008年に閉鎖[23]。
  • メドウズ競馬場(英語版) - 2001年に5千3百万ドルで複数の権利と共に買収[15]、2006年に売却[24]。
  • ゴールデンゲートフィールズ競馬場 - 1999年に7千7百万ドルで買収[25]。2024年に閉鎖。

その他

  • HRTV(現在のTVG2(英語版)) - 競馬中継を行うケーブルテレビネットワーク。2015年にTVGネットワーク(英語版)に売却してTVG2(英語版)となった[26]。

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks