4.5インチロケット弾 M8は各戦線で大量に使用されたが、依然として砲兵部隊の装備する兵器としては精度が低いという欠点が放置されたままになっていた。
そこでドイツ国防軍より接収したロケット弾の研究や他国類似兵器の試験を進めるうちに、従来の有翼弾方式を廃して旋動弾方式(=ロケット弾自体を回転させることで方向の安定を図る)とした型が生産されることになり、やがてこれにM16の名称が与えられた。
大戦末期のヨーロッパ戦線で運用が開始され、当時の報告書によるとM8よりも射程がやや延伸されて精度も向上したため、砲兵の運用に十分適するものと評価されたようである。
後に航空機から発射できるように改造された派生型も生産された。
「4.5インチ ロケット弾M16 (Rocket,H.E.,4.5Inch,M16)」
- 全長 : 787mm (31インチ)
- 胴部直径 : 114mm (4.5インチ)
- 重量 : 19.3kg (42.5ポンド)
- 初速(21℃/70°F) : 253m/sec (830ft/sec)
- 弾頭炸薬重量 : 2.36kg (5.2ポンド)
- 推進薬重量 : 2.16kg (4.75ポンド)
- 最大射程(45°) : 4804m (5250ヤード)