日本語版の発売に関しては、バージョンごとで紆余曲折をたどっている。
1999年、新潟キヤノテック(現キヤノンイメージングシステムテクノロジーズ)が日本語化権を取得、当時のACDSee32 2.41を日本語化したACDSee32 2.5を発売したことが始まりとなる。その後新潟キヤノテックはWindows版をVer.3.1J、MacOS版をVer.1.0Jまで発売するが、2001年8月にP&Aが製品販売権を取得、ACD Systems製品の日本での日本語化・発売・サポートがP&Aへと移ることとなった。
P&AからはWindows版の5.0J、MacOS版の1.6Jまで発売されたが、ACD Systemsとの代理店契約が2004年2月で満了。一方ACD Systemsは統合グラフィックソフト「Canvas」を開発したDENEBA Softwareを買収する。このCanvasの日本語版を開発・発売している関係から、日本ポラデジタルがACD Systemsとの日本での代理店契約を結び、ACDSee 6.0Jを発売した。
その後2005年9月に日本ポラデジタルとのCanvas以外の代理店契約が切れたのに伴い、ACD SystemsはアイフォーとACDSeeの販売契約を締結、ACDSee 7からはアイフォーが日本での発売・サポートを担当するようになり、2007年4月にアイフォーが親会社であるイーフロンティアに吸収合併されたのに伴い、イーフロンティアが発売・サポート業務を引き継いでいる。
2011年にはPro 4及びProのMac版が発売されるのに伴い、両製品の発売元がデジカに移管、同時に日本語WebサイトもACD Systemsが直接運営していたのもデジカに移管している。パッケージ版の販売とサポートはイーフロンティアが継続して行っている。
このような経緯もあり、さらにローカライズもカナダ本国で行っていることから日本語版のリリースは英語版のバージョンアップから大きく遅れることが多く、またRAWサポートも後回しになりがちである。ただしバージョン間のプラグイン互換性が非常に高いため、自己責任で標準の画像デコーダであるIDE_ACDStd.aplを英語版等から移植して過去のバージョンで最新機種のRAWファイルを扱うこともできる。
2016年、前述の通りメジャーバージョンアップとともに年単位のライセンス契約に変更され、さらに ACDSee 365 のクラウドストレージや無償バージョンアップなどを含むサブスクリプションとして無印の19にシルバープラン、Pro 9にゴールドプラン、Ultimate 9にプラチナプランが用意された。海外ではそれぞれ ACDSee 365 の Management Plan、Photography Plan、Ultimate Plan になる。ただし国内サイトを見ても買取とソフトウェア単体の年間ライセンスと ACDSee 365 サブスクリプションの違いに関して特に説明がなく、さらにACDSee 365 サブスクリプションのプラン名が内外で異なることもあって利用者の混乱を招いている。現在の販売元であるジャングルも、パッケージ売りを始めるにあたってダウンロード版から名称を変更したため、(英語版はとっくに バージョン 10 / 20 がリリースされているので)新バージョンと勘違いする既存ユーザーが相次いだ。