ADVフィルムは、テキサス州ダラスに本拠地を構えるADヴィジョンの中核会社にしてホームビデオ部門でもあり、アニメや国内外の特撮・アクション映画のビデオ販売に力を手に入れている。1996年には、イギリスにADVフィルムの支社が設立され、アンドロメダ などといったアクション・テレビドラマシリーズや日本の映画を海外に販売しだした。ADVが初めてライセンスを取得し、販売した作品は『魔物ハンター妖子 』。この企業は北米で初めて完全デジタルビデオマスタリングし、翻訳(D2デジタルビデオテープ使用)したアニメのライセンサーであり、すぐに広大な作品のライブラリを取得した。当初これらの作品は日本語の音声に英語の字幕をつけただけのものだったが、何年かしてADVフィルムは現地の俳優を使って英語版を制作・リリースしだした。ADVは収録機器のそろった制作スタジオのようなものを使い出したが、数年後にはテキサス州のヒューストンとオースティン に本格的な収録スタジオを設け、それぞれSmoke & Mirrors(IS&M)とMonster Islandとなづけられた。2005年初期にMonster Islandのほうは完全に閉鎖され、Smoke & Mirrors(IS&M)はADVスタジオとして知られるようになった。ここ数年ADヴィジョンはテレビゲーム事業における吹き替え業がいくらかうまくいっており、日本の実写アクション映画の吹き替えも手がけるようになった。
ADVフィルムはアニメADVオケーツと呼ばれる、北米にある3000近くのアニメクラブ に映画素材やその他宣伝材料を提供する番組を制作した。番組のクオリティをあげるために、クラブには最低10人のメンバーがいなければならず、地元の高校や大学、公立図書館がスポンサーとしてついていなければならなかった。また、会員は自分たちに与えられた内容の調査に参加することが求められた。2007年ADVフィルムはこの番組を中断し、2008年1月18日になって番組に必要な材料が多くて再開のめどが立っていないということを伝えた。それでも、アニメクラブに作品の上映を許可している。
ソフトセルピクチャーズはアダルトアニメを専門とする子会社であるが、2005年に閉鎖。多くの作品のライセンスは、ライトスタッフインターナショナルのアダルトアニメ部門であるクリティカル・マスが取得した。
ニュータイプUSAは、日本の雑誌月刊ニュータイプ のアメリカ版。ADVは自分の広告事業のパートナーに、ニュータイプUSAが2008年2月号を持って廃刊することを伝えた。2008年3月に創刊号の出たPiQという雑誌は、アニメや漫画、テレビゲームなどといったポップカルチャーを扱い、現時点ではニュータイプUSAの後継誌と考えられている。
アニメネットワークは北米のアニメ専門チャンネルである。2003年にアメリカで開局して以来、全米初のアニメ専門チャンネルにして、ビデオ・オンデマンドサービスの、マルチシステムオペレータ局として機能している。
ADVマンガは、ADV内にある日本のマンガ作品のライセンス取得および英語版出版部門である。2003年に設立されて以来、アメリカの漫画市場の中で驚くべき成長をとげ、多くの漫画を世に送る。ところが、ADVマンガは2004年後半から2005年にかけて作品の多くの掲載を取りやめてしまった。2005年後半からは知名度のある読みきり作品を含む少数の作品を載せた月刊誌として、スケールバックしたやり方をするようになった。2006年にADVマンガは『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd 』全6巻を出版し、2007年には「よつばと! 」や「GUNSLINGER GIRL 」といった休止状態にあった人気作品の連載を再開した。Anime Expo2006 では『ARIA 』、「tactics 」「PEACE MAKER鐵 」といったADVマンガが打ち切った作品のライセンスをTOKYOPOP が取得したことを伝えた。
ADVはアニメ映画のサウンドトラックを配信する音楽関係の企業である。ライトスタッフインターナショナルとの合同企業であるアニメトラックスを終えた後、2003年に設立されて以来、『新海底軍艦 』や『万能文化猫娘 』、鬼武者2 などといった作品のサウンドトラックが代表作となっている。
ADVプロは、ADVヴィジョンのアニメ製作部門である。レディ・デスやMutineers' Moonなどといったオリジナル作品を制作している。ジョン・レッドフォードはADVプロを再び活性化した企業と評し、Mutineers' Moonの制作に参加したが、ADVフィルムの金銭的状況からして、ADVプロの立場がどういうものかは知られていない。