ALCM (ミサイル)
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ALCM(英語: Air Launch Cruise Missile)は、アメリカ空軍が空対地用のスタンド・オフ・ミサイルとして採用・運用している兵器である。名称を直訳すると、空中発射巡航ミサイルとなる。制式採用名称はAGM-86で、SRAMの後継ミサイルとしてB-52H爆撃機に搭載され、運用される。B-52Hは機内8発・機外12発の計20発の搭載能力を持つ。フェアチャイルド空軍基地とアンダーセン空軍基地に配備されていたAGM-86C/Dは退役し、バークスデール空軍基地に保管されている[1]。
(AGM-86A:1974年02月開発開始)
- AGM-86B:1982年12月
- AGM-86C:1991年01月
- AGM-86D:2001年11月
- AGM-86A:14ft (4.27m)
- AGM-86B/C/D:20ft 9in (6.325m)
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| 種類 | 空中発射巡航ミサイル |
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| 設計 |
ボーイング (AGM-86A:1974年02月開発開始) |
| 就役 |
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| 性能諸元 | |
| ミサイル全長 |
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| ミサイル全幅 | 24.5in (0.6223m) |
| ミサイル翼幅 |
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| ミサイル重量 | 3,150lbs (1,429kg) |
| 弾頭 |
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| 射程 |
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| 推進方式 |
F-107-WR-101ターボファン×1 推力:600lbf (2.67kN) |
| 誘導方式 | |
| 飛翔速度 |
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| 価格 |
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開発経緯
ALCMは、極めて特異な開発経緯を持つミサイルである。アメリカ軍は1960年代に、ADM-20 クエイルの後続となる亜音速武装化囮(SCAD ,Subsonic Cruise Armed Decoy)の計画をスタートさせ、研究を開始した。これは、敵の迎撃を避けるため、囮となる無人航空機の計画であり、さらには核弾頭による武装も構想された。このプロジェクトは1973年6月時点で中止された。しかし、その開発した囮技術を流用して、空中発射型の巡航ミサイルを開発する案が提案され、翌月7月には開発がスタートした。
こうして開発されたのがAGM-86Aで、1975年6月に初めての投下試験が行われ、翌1976年3月5日には飛翔試験が、同年9月9日には完全な誘導飛行試験を成功させた。
制式採用
初期型のAGM-86Aは制式採用されず、続いて全長を2m延伸し射程を延ばしたAGM-86Bが開発された。このAGM-86Bがアメリカ空軍の空中発射巡航ミサイルとして制式採用され、1981年4月から空軍への引渡し(試験機完成は1979年)が始まっている。主契約者はボーイング。AGM-86Bは1986年まで生産され、1,715発が引き渡された。
機体
発射プロセス
派生型
AGM-86シリーズは、核弾頭搭載型のAGM-86A/B(前記したとおりA型は不採用)の他にもいくつかの派生型が存在する。
AGM-86C ALCM (CALCM)
AGM-86Bに搭載されていたW-80-1 熱核弾頭を通常弾頭(2,000lb 900kg)に置き換えたもので、1986年から極秘裏に開発が行われた。1988年から配備が行われている。以後、ALCMの通常弾頭型は、CALCM(Conventional Air Launch Cruise Missile)と呼ばれている。
1996年からは改良型のGPS、改良型弾頭を使用したタイプが生産され、これらはAGM-86C ブロック1と呼ばれる。また、このブロック1のGPSチャンネル数を8チャンネル(より多いチャンネルを持つほうが、電波妨害に強く、高精度で信頼性が高い)に増やしたブロック1Aも存在する。
AGM-86D CALCM
AGM-86C ACM(CALCM)の能力向上型で、弾頭を貫通弾頭にし、航法装置にディファレンシャルGPSを採用したもの。