AN/SPS-6
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ギリシャ海軍の記念艦「ヴェロス」(旧米艦「チャレット」)の搭載機 | |
| 種別 | 捜索レーダー |
|---|---|
| 開発・運用史 | |
| 開発国 |
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| 就役年 | 1948年 ※原型機 |
| 送信機 | |
| 周波数 | Lバンド(1,300±50 MHz) |
| パルス幅 | (a) 4マイクロ秒, (b) 1マイクロ秒 |
| パルス繰返数 | (a) 150 pps, (b) 600 pps |
| 送信尖頭電力 | 500 kW |
| アンテナ | |
| 形式 | リフレクタアンテナ |
| 直径・寸法 | 横5.18 m×縦2.44 m |
| アンテナ利得 | 27 dB |
| ビーム幅 | 横3.5°×縦30° |
| 走査速度 | 2.5-15 rpm |
| 探知性能 | |
| 探知距離 |
70–140 nmi (130–260 km) 60–80 nmi (110–150 km) ※戦闘機に対し |
| 探知高度 | 43,000 ft (13,000 m) ※-6A/Bの値 |
| その他諸元 | |
| 重量 | アンテナ: 924 lb (419 kg) ※架台を含む |
AN/SPS-6は、ベンディックス社およびウェスティングハウス・エレクトリック社製の2次元レーダー。アメリカ海軍において、第二次世界大戦後第1世代の対空捜索レーダーとして用いられたほか、広く同盟国にも輸出された。また、改良型のAN/SPS-12や、各国で開発された派生型についても本項で扱う。
本機は、従来用いられていたLバンドの対空捜索レーダーであるSR-3ないしSR-6レーダーの後継機種として開発された。開発に当たっては、地上用の可搬式対空レーダーであったAN/TPS-1の影響を受けたとされている。アンテナとしては、1次放射源としてホーンアンテナを用いるパラボラアンテナが採用されている。また、モジュラー化設計によって、搭載艦に応じて構成の拡大・縮小が可能であり、初期においては、下記の3機種が存在した。
- -6
- アンテナ寸法は18 ft (5,500 mm)×5 ft (1,500 mm)、ビーム幅は3°×10°で、戦闘機に対して80 nmi (150 km)で探知できた。
- -6A
- アンテナ寸法は-6と同様であったがビーム幅は3°×20°で、戦闘機に対して70 nmi (130 km)で探知できた。
- -6B
- ビーム幅は3°×30°で、戦闘機に対して60 nmi (110 km)(FH-1に対してはその3分の1程度)、高度31,000 ft (9,400 m)のB-29に対して145 nmi (269 km)で探知できた。
原型機は1948年より海軍への引き渡しを開始され、同年9月に重巡洋艦「メイコン」で試験に着手した。また、12月には駆逐艦「ウィンスロー」および「ゼラース」、「マッセイ」のほか、空母「サイパン」にも搭載された。量産機であるAN/SPS-6A/Bは1950年から1952年にかけて順次に引き渡しを開始しており、レーダーピケット艦(DER)やエセックス級の再建造型(SCB-27A)、インディペンデンス級の対潜空母改装型(SCB-54)に搭載された。しかし、-6は25セット、-6Aは45セット、-6Bは110セットが生産されたところで、生産は、改良型の-6C~Eへ移行した。
AN/SPS-6C-Eは、より多数が生産された。-6Cは、-6Bに類似しているが、アンテナがより軽量化されており、従来型の1,000 lb (450 kg)に対して800 lb (360 kg)となっている。一方で、このためにショック耐性は低く、また、回転速度も落とされている。-6Dは-6Cを元にIFFを省いたもの、最終型にあたる-6Eはより改良された送信機を採用したものである。
- 搭載艦
- トライバル級駆逐艦(DDE改装により後日装備)
AN/SPS-12
AN/SPS-12は、SPS-6Cを元にした全面的な改良型である。アンテナは大きさ17 ft (5.2 m)×6 ft (1.8 m)、重量550 lb (250 kg)に軽量化されたほか、PRFは300ないし600ppsとなっている。レーダー覆域はSPS-6Bと同様であった。また、風速70 kn (36 m/s)までの環境下で運用できた。
初号機の引き渡しは1953年9月に行なわれた。また、その後、新しく強力な送信機(12MW)が導入可能となり、この場合、ジェット機に対して90 nmi (170 km)、最大で200 nmi (370 km)の探知距離を発揮できた。改良型としては、-12Bが一度は開発されたが導入中止となり、その後、送受信機にRCAパラメトリック増幅器を導入した-12Cが配備された。
AN/SPS-12シリーズは、アメリカ国内で139セットが生産されたほか、イタリアでもライセンス生産がなされた。また、AN/SPS-6とともに派生型の基盤となっている。
後継となるAN/SPS-28(AN/SPS-17の小型化版)は1957年より配備に入ったが、まもなく、より優れたAN/SPS-29によりとってかわられた。これらはいずれも、大戦中のCXAM等と同様のUHFバンド(Bバンド)を使用していた。
- 搭載艦
- ミッチャー級駆逐艦(FRAM改修時にAN/SPS-6より換装)
- ガーディアン級レーダーピケット艦(リバティ船の改修型)
- 護衛艦「DE-261 わかば」(後日装備)
- あやなみ型護衛艦
- ありあけ型護衛艦 (特別改装工事で装備)
