Wikiwand AI

ブルー・チアー

From Wikipedia, the free encyclopedia

ブルー・チアー(Blue Cheer)は、アメリカ合衆国出身のスリーピース・ロックバンド。

概要 ブルー・チアーBlue Cheer, 基本情報 ...
ブルー・チアー
Blue Cheer
1968年デビュー当時のグループショット
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ
ジャンル ロック
ハード・ロック
サイケデリック・ロック
ブルース・ロック
活動期間 1967年 - 2009年
レーベル フィリップス・レコード
メガフォース・レコード
Thunderbolt
Nibelung
Rainman
公式サイト 公式ウェブサイト
メンバー ディッキー・ピーターソン (Vo/B)
ダック・マクドナルド (G)
ポール・ウィアリー (Ds)
旧メンバー リー・ステファンズ (G)
ほか 以下を参照
閉じる

1960年代から活動し、後世に派生していくヘヴィロック・サウンドのルーツを持つバンドの一つとして知られる。

概要・略歴

1968年デビュー当時のグループショット

サンフランシスコを拠点に活動し、1968年にデビュー。サイケデリック・ロック色の濃いハード・ロック、ブルース・ロックで知られ、主に1960年代後半から70年代初頭にかけて活躍した。

オリジナルメンバー ディッキー・ピーターソン(Vo/B)以外の流動的なラインナップで、デビューから1971年までの4年間に6枚のアルバムを発表。以降は散発的な集合離散を繰り返す。

13年ぶりの7thアルバム『The Beast Is Back』(1984年)、16年ぶりの10thアルバム『What Doesn't Kill You』(2007年)をリリースするなど創作活動も継続していたが、ディッキー・ピーターソンが2009年に肝臓癌で他界し、バンドの活動は終了した[1]。1999年に初来日公演を開催[2]。

音楽性

もっともよく知られる楽曲は、エディ・コクランの曲をカバーした1968年の「サマータイム・ブルース」である。強烈かつ重厚なディストーションを効かせたそのギター・サウンドは、しばしばいわゆるヘヴィメタルの始祖の一つに数えられる。

黎明期のロックならではの荒削りでパワフルな轟音サウンドは、他にもパンク・ロックやグランジなど様々なジャンルに影響を与えた。同じ西海岸のサイケデリック・シーンを代表するドアーズのジム・モリソンは、ブルー・チアーを評して「これまで目にしたもっともパワフルな、比類なきバンド」と語っている[3]。

バンド名の由来

なおバンド名の「ブルー・チアー」とはある種のLSDを意味している。当時、グレイトフル・デッドのかつてのパトロンであり、LSD製造で知られるアウズリー・スタンリー(Owsley Stanley)は極めて高純度のLSDを開発した[4]。今日「アウズリー」または「アウズリー・アシッド」の通り名で呼ばれるこの種の超高純度のLSDこそ、当時ストリートで "Blue Cheer"(青い歓喜…あるいは、プロクター・アンド・ギャンブルの合成洗剤「チアー」とよく似た、やや青みがかった顆粒)と呼ばれ出回っていたものに他ならない。

メンバー

最終ラインナップ

晩年のディッキー・ピーターソン(Vo/B) 2008年
  • ディッキー・ピーターソン (Dickie Peterson) - ボーカル、ベース (1967年-2009年) ※2009年死去
  • ダック・マクドナルド (Andrew "Duck" MacDonald) - ギター (1988年-1990年、1999年-2009年)
  • ポール・ウィアリー (Paul Whaley) - ドラムス (1967年-1969年、1984年-1985年、1990年-1993年、1999年-2009年)

旧メンバー

  • リー・ステファンズ (Leigh Stephens) - ギター (1967年-1968年、2005年)
  • エリック・アルブロンダ (Eric Albronda) - ドラムス (1967年)
  • ジェル・ピーターソン (Jerre Peterson) - ギター (1967年、1974年-1975年)
  • ベール・ハマナカ (V・ベール) (Vale Hamanaka) - キーボード (1967年)
  • ジェレ・ホワイティング (Jere Whiting) - ボーカル (1967年)
  • ランディー・ホールデン (Randy Holden) - ギター (1968年-1969年)
  • ミッチ・ミッチェル (Mitch Mitchell) - ドラムス (1969年) ※2008年死去
  • トム・ワイザー (Tom Weisser) - ギター (1969年)
  • ブルース・ステファンズ (Bruce Stephens) - ギター (1969年) ※2012年死去
  • ラルフ・バーンズ=ケロッグ (イーサン・ジェームス) (Ralph Burns Kellogg) - キーボード (1969年-1972年) ※2003年死去
  • ノーマン・メイヤー (Norman Mayell) - ドラムス (1969年-1972年)
  • ゲイリー・リー・ユッダー (Gary Lee Yoder) - ギター (1969年-1972年)
  • ルベン・ディフエンテス (Ruben de Fuentes) - ギター (1974年-1975年、1987年-1988年)
  • テリー・レイ (Terry Rae) - ドラムス (1974年-1975年)
  • ニック・セント・ニコラス (Nick St. Nicholas) - ベース、ボーカル (1975年)
  • トニー・レーニエ (Tony Rainier) - ギター (1978年-1979年、1984年-1987年)
  • マイク・フレック (Mike Fleck) - ドラムス (1978年-1979年)
  • ブレント・ハークネット (Brent Harknett) - ドラムス (1985年-1987年)
  • ビリー・カーマッシ (Billy Carmassi) - ドラムス (1987年)
  • エリック・デイビス (Eric Davis) - ドラムス (1987年-1988年)
  • デイビット・サル (David Salce) - ドラムス (1988年-1990年)
  • ダイエッター・サラー (Dieter Saller) - ギター (1990年-1994年)
  • ゲイリー・ホーランド (Gary Holland) - ドラムス (1993年-1994年)
  • プレーリー・プリンス (Prairie Prince) - ドラムス (2005年)
  • ジョー・ハッセルバンダー (Joe Hasselvander) - ドラムス (2004年-2005年、2009年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ファースト・アルバム』 - Vincebus Eruptum (1968年) ※旧邦題『サマータイム・ブルース/ブルー・チアー・ファースト・アルバム』
  • 『アウトサイド・インサイド』 - Outsideinside (1968年) ※旧邦題『ジャスト・ア・リトル・ビット/ブルー・チアー・セカンド・アルバム』
  • 『ニュー!インプルーヴド!』 - New! Improved! (1969年)
  • 『ブルー・チアー』 - Blue Cheer (1969年)
  • 『ジ・オリジナル・ヒューマン・ビーイング』 - The Original Human Being (1970年)
  • 『オー!プレザント・ホープ』 - Oh! Pleasant Hope (1971年)
  • The Beast Is Back (1984年)
  • 『ハイライツ・アンド・ローライヴス』 - Highlights and Lowlives (1990年)
  • Dining with the Sharks (1991年)
  • What Doesn't Kill You (2007年)

ライブ・アルバム

  • Blitzkrieg Over Nüremberg (1989年、Thunderbolt/Nibelung Records)
  • 『ライヴ&アンリリースド』 - Live & Unreleased, Vol. 1: '68/'74 (1996年、Captain Trip Records)
  • 『ライヴ・アット・サンホセ・シヴィック・センター 1968+モア』 - Live & Unreleased, Vol. 2: Live at San Jose Civic Centre, 1968 & More (1998年、Captain Trip Records)
  • 『ハロー東京バイバイ大阪(ライヴ・イン・ジャパン1999)』 - Hello Tokyo, Bye Bye Osaka – Live in Japan 1999 (1999年)
  • Rocks Europe (2009年、Rainman/Captain Trip Records) ※CD&DVD
  • Live at Anti Waa Festival 1989 (2014年、Nibelung Records) ※CD&DVD
  • Party Hard at the Underground Cologne (2017年、Nibelung Records) ※オンライン限定

その他のリリース

  • Motive (1982年、Philips)
  • Louder Than God: The Best Of Blue Cheer (1986年、Rhino Records)
  • 『サマータイム・ブルース - ブルー・チアー・ベスト』 - The History Of Blue Cheer – Good Times Are So Hard To Find (1988年、Mercury)[5]
  • Summertime Blues (1990年、PolyGram Special Products)
  • Vincebus Eruptum + Outsideinside (2003年、Track Record)
  • Records Of Yesteryear (2005年、Mercury) ※オンライン限定
  • Blue Cheer Rollin' Dem Bones (2008年、Rainman) ※EP
  • 7 (2012年、ShroomAngel Records)
  • The '67 Demos (2018年、BeatRocket) ※デモ音源集

シングル

  • 「サマータイム・ブルース」 - "Summertime Blues" b/w "Out of Focus" (1968年)
  • 「ジャスト・ア・リトル・ビット」 - "Just a Little Bit" b/w "Gypsy Ball" (1968年)
  • "Feathers from Your Tree" b/w "Sun Cycle" (1968年)
  • "The Hunter" b/w "Come and Get It" (1969年)
  • "West Coast Child of Sunshine" b/w "When It All Gets Old" (1969年)
  • "All Night Long" b/w "Fortunes" (1969年)
  • "Hello L.A., Bye-Bye Birmingham" b/w "Natural Man" (1970年)
  • "Fool" b/w "Ain't That the Way" (1970年)
  • "Pilot" b/w "Babaji (Twilight Raga)" (1970年)

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks