F1/エフワン
ジョセフ・コシンスキー監督、アーレン・クルーガー脚本、そして両者による原案に基づく、2025年に公開されたアメリカのスポーツ映画
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『 F1®/エフワン』(エフワン、原題:F1)は、ジョセフ・コシンスキー監督、アーレン・クルーガー脚本、そして両者による原案に基づく、2025年に公開されたアメリカのスポーツ映画である[4]。F1世界選手権を題材にその統括団体であるFIAと共同制作された作品で、主演はブラッド・ピット[5]。共演にはダムソン・イドリス、ケリー・コンドン、ハビエル・バルデムなど。製作にはルイス・ハミルトンも携わった。
| F1®/エフワン | |
|---|---|
| F1 | |
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| |
| 監督 | ジョセフ・コシンスキー |
| 脚本 | アーレン・クルーガー |
| 製作 |
ジェリー・ブラッカイマー ブラッド・ピット デデ・ガードナー ジェレミー・クライナー ルイス・ハミルトン |
| 出演者 |
ブラッド・ピット ダムソン・イドリス ケリー・コンドン ハビエル・バルデム |
| 音楽 | ハンス・ジマー |
| 撮影 | クラウディオ・ミランダ |
| 製作会社 |
Appleスタジオ ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ プランBエンターテインメント |
| 配給 |
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ Apple TV |
| 公開 |
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| 上映時間 | 155分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 興行収入 |
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本作は2025年6月16日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでプレミア上映され、6月27日にワーナー・ブラザース映画によってアメリカで劇場公開された。
Apple TVでのタイトルは『F1 ザ・ムービー』。
概要
あらすじ
現役を続ける年配のアメリカ人レーシングドライバーである、ソニー・ヘイズ(モデルはマーティン・ドネリー)は引退を拒み、バンで生活しながら決して一か所にとどまることなく各地を転々としている。1990年代にはチーム・ロータスからF1に参戦していたが、スペイングランプリでのクラッシュにより重傷を負い、彼のF1キャリアは幕を閉じた。その後はギャンブル依存症に陥り、現在はレースからレースへと渡り歩く生活を送っている。
そんな彼がデイトナ24時間レースで優勝した後、かつてのロータス時代のチームメイトであり、現在はAPXGP F1チームのオーナーであるルーベン・セルバンテス(ハビエル・バルデム)から声がかかる。APXのセカンドドライバーがシーズン欠場となったため、セルバンテスはヘイズにテストドライブの機会を提供する。さらにセルバンテスは、今シーズン中にチームが1勝も挙げられなければ、投資家により自分が解任される可能性があると明かした。
F1で低迷しているチームであることを承知のうえで、セルバンテスは職を懸けてヘイズに賭ける。ヘイズも渋々ながらその賭けに乗る決意を固め、残り9戦に挑むこととなる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[7][8][9][10][11][12][13][14][15]
- 現在はバンで放浪中のレーサー。1990年代にロータスのF1ドライバーとして活躍していた。レース中の事故で一度キャリアに幕を下ろしたが、かつてのチームメイト、ルーベンがオーナーを務めるチーム『APXGP』に参加しF1に復帰することになる。
- APXGP で活躍する優秀な新人レーサー。ソニーのチームメイト兼最大のライバルとなる。
- APXGPのテクニカルディレクターであり、後にソニーの恋人となる。
- APXGPのオーナーであり、チーム・ロータス時代のチームメイトであり友人。
- ピーター・バニング - トビアス・メンジーズ(森川智之[16])
- APXGPの役員。
- バーナデット・ピアス - サラ・ナイルズ(本田貴子)
- ジョシュアの母。
- キャスパー・スモリンスキー - キム・ボドゥニア(江原正士)
- チップ・ハート - シェー・ウィガム(加瀬康之)
- リコ・ファツィオ - ジョセフ・バルデラマ(三宅健太)
- キャッシュマン - サムソン・ケイオ(木村昴)
- ジョディ - キャリー・クック(内田真礼)
- ヒュー・ニッケルビー - ウィル・メリック(内田雄馬)
- ドッジ・ダウダ - アブダル・サリス(杉村憲司)
※以下は本人役で出演。
製作
本作には、 2023年と2024年のF1シーズンの映像が組み込まれている。例えば、ギュンター・シュタイナーは2023年シーズン後にハースを去ったが、 この映画ではハースのチーム代表として出演している。
Sky SportsのF1コメンテーターである、マーティン・ブランドルとデビッド・クロフトが、映画で描かれているレースの解説を担当している。他にも、ル・マン24時間レースで3度優勝したブノワ・トレルイエとモータースポーツ解説者であるウィル・バクストンが出演している。
F1を主催している企業であるリバティメディアの公認で、F1グランプリ開催中のサーキットでも撮影した。APX GPの車両は、2023年までFIA F2で使用したダラーラ・F2 2018を、メルセデスAMG F1の協力を得てF1マシン風に改装した[17]。撮影ではブラッド・ピットが実走させた[6]。なお撮影用のマシンは全部で12台用意され(うち6台はクラッシュシーン用)[18]、中には本家には存在しない電気自動車バージョンも存在した[19]。
通常F1マシンに搭載されるオンボードカメラでは、映画で必要な画質が確保できないため、AppleがiPhone(おそらくiPhone 15 Proと見られる)に搭載されているカメラをベースとしたカスタムカメラを開発し、撮影用のマシンに搭載された。この副産物として、iPhone 15 Proからは、logエンコーディングと映画業界標準のカラー管理ワークフロー「アカデミー・カラー・エンコーディング・システム」をサポートするようになっている[20]。
マシンにはメルセデスやAMG、トミーヒルフィガー、時計メーカーのIWC、経費管理ソフトのExpensify等のロゴが見られるが、これらはプロダクトプレイスメントの一環として広告枠を売買したもので、それら広告費の推計は約4000万ドルにも達した[21]。
2024年のデイトナ24時間レースでも撮影し、撮影用車両であるポルシェ・911 GT3 R(120号車)もレースに参加した[22]。
興行収入
受賞とノミネート
| 映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 第50回報知映画賞 | 作品賞・海外部門 | F1/エフワン | ノミネート | [25][26] |
| 第38回日刊スポーツ映画大賞 | 外国作品賞 | F1/エフワン | ノミネート | [27][28] |
| 第31回クリティクス・チョイス・アワード | 撮影賞 | クラウディオ・ミランダ | ノミネート | [29][30] |
| 編集賞 | スティーヴン・ミリオン | 受賞 | ||
| 作曲賞 | ハンス・ジマー | ノミネート | ||
| 歌曲賞 | "Drive" | ノミネート | ||
| 視覚効果賞 | ライアン・タドホープ、ニケア・フォード、ロバート・ハリントン、ニコラス・シュヴァリエ、エリック・リーヴァン、エドワード・プライス、ケイト・ドーソン | ノミネート | ||
| スタントデザイン賞 | ゲイリー・パウエル、ルチアーノ・バシェタ、クレイグ・ドルビー | ノミネート | ||
| 音響賞 | アル・ネルソン、グウェンドリン・イェーツ・ホイットル、ゲイリー・リッツオ、フアン・ペラルタ、ガレス・ジョン | 受賞 | ||
| 第83回ゴールデングローブ賞 | 興行成績賞 | F1/エフワン | ノミネート | [31][32] |
| 作曲賞 | ハンス・ジマー | ノミネート | ||
| 第80回毎日映画コンクール | TSUTAYA DISCAS 映画ファン賞・外国映画部門 | F1/エフワン | 受賞 | [33] |
| 第29回オンライン映画批評家協会賞 | 編集賞 | スティーヴン・ミリオン | ノミネート | [34][35] |
| 音響デザイン賞 | アル・ネルソン、グウェンドリン・イェーツ・ホイットル、ゲイリー・リッツオ、フアン・ペラルタ、ガレス・ジョン | ノミネート | ||
| 視覚効果賞 | ライアン・タドホープ、ニケア・フォード、ロバート・ハリントン、ニコラス・シュヴァリエ、エリック・リーヴァン、エドワード・プライス、ケイト・ドーソン | ノミネート | ||
| 第68回ブルーリボン賞 | 海外作品賞 | F1/エフワン | ノミネート | [36][37] |
| 第68回グラミー賞 | 最優秀ダンス・ポップ・レコーディング | "Just Keep Watching" | ノミネート | [38] |
| 最優秀カントリー・パフォーマンス(ソロ) | "Bad As I Used To Be" | ノミネート | ||
| 最優秀映像作品サウンドトラック | Various Artists | ノミネート | ||
| 第79回英国アカデミー賞 | 編集賞 | スティーヴン・ミリオン | 受賞 | [39][40] |
| 音響賞 | ガレス・ジョン、アル・ネルソン、グウェンドリン・イェーツ・ホイットル、ゲイリー・リッツオ、フアン・ペラルタ | 受賞 | ||
| 視覚効果賞 | ライアン・タドホープ、ケイト・ドーソン、ニコラス・シュヴァリエ、ロバート・ハリントン | ノミネート | ||
| 第76回ACEエディ賞 | 長編映画編集賞(ドラマ) | スティーヴン・ミリオン | ノミネート | [41][42] |
| 第37回全米製作者組合賞 | 劇場映画賞 | F1/エフワン | ノミネート | [43][44] |
| 第32回アクター賞 | スタント・アンサンブル賞 | F1/エフワン | ノミネート | [45][46] |
| 第62回映画音響協会賞 | 実写映画部門 | ガレス・ジョン、ゲイリー・リッツオ、フアン・ペラルタ、アラン・マイヤーソン、アラン・フリードマン、 デニス・レオナルド | 受賞 | [47][48] |
| 第49回日本アカデミー賞 | 外国作品賞 | F1/エフワン | 優秀賞 | [49][50] |
| 第98回アカデミー賞 | 作品賞 | F1/エフワン | ノミネート | [51][52][53] |
| 視覚効果賞 | ライアン・タドホープ、ニコラス・シュヴァリエ、ロバート・ハリントン、ケイト・ドーソン | ノミネート | ||
| 編集賞 | スティーヴン・ミリオン | ノミネート | ||
| 音響賞 | ガレス・ジョン、アル・ネルソン、グウェンドリン・イェーツ・ホイットル、ゲイリー・リッツオ、フアン・ペラルタ | 受賞 | ||
| 第1回映画館大賞 | 映画館でこそ観るべき!外国映画部門 | F1/エフワン | 2位 | [54] |