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ヘキサメチレントリペルオキシドジアミン

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ヘキサメチレントリペルオキシドジアミン (hexamethylenetriperoxidediamine, HMTD) は有機過酸化物の一種。高性能爆薬として使用される。

概要 物質名, 識別情報 ...
ヘキサメチレントリペルオキシドジアミン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChEMBL
ChemSpider
性質
C6H12N2O6
モル質量 208.17 g/mol
外観 白色の結晶性固体
密度 1.57 g/cm3
融点 75 °Cで分解
133 °Cで自然発火
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
爆発性
GHS表示:
爆発物 急性毒性(低毒性)
Danger
H202, H205, H241, H300, H315, H318, H335
P102, P220, P243, P250, P261, P264, P280, P283, P370+P380, P372, P404
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 1: Exposure would cause irritation but only minor residual injury. E.g. turpentineFlammability 1: Must be pre-heated before ignition can occur. Flash point over 93 °C (200 °F). E.g. canola oilInstability 4: Readily capable of detonation or explosive decomposition at normal temperatures and pressures. E.g. nitroglycerinSpecial hazards (white): no code
1
1
4
爆発性データ
衝撃感度 高い
摩擦感度 非常に高い
爆速 ~2800 m/s (at around 0.4 g/cm3) - 5100 m/s at around 1.1 g/cm3
RE係数 0.74
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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1885年にレグラーによって初めて合成された。理想化された構造は一次爆薬としての用途に適する。非常に衝撃や摩擦に対して敏感な一方で、その時代の他の一次爆薬、雷酸水銀と比べて比較的安定していた。そして比較的安価に合成することができた。鉱山の発破用途としてすぐに取り上げられた。しかしながら、より安定した爆薬であるテトリルによって取って代わられた。

もはやオフィシャルな用途では使われなくなったが、かなりポピュラーな自家製爆弾として使われ続けている。世界中で多くの自爆テロ用途で使われている。2005年のロンドン同時爆破事件でも使用された。『ニューヨーク・タイムズ』は2006年のロンドン航空機テロで使用される予定だった爆薬はHMTDであったと報道した。国内でも2009年2月に札幌市北区の高校1年生がネット通販や量販店で材料を集めて、HMTDを使った爆弾を作り始めていたと報じられた。

HMTDは過酸化水素水とヘキサミンに加えて酸触媒存在下で、合成されうる。他の有機化合物、過酸化アセトンのように、HMTDは衝撃、摩擦、熱に敏感な化合物である。これは自家製造にとって危険な要素である。また、最も一般的な金属に反応し、爆発につながる。そのような危険性からHMTDは現代の商業的、工業的用途からすぐに退いてしまった。

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