HTTP/2

World Wide Webで用いられているHypertext Transfer Protocolのバージョン2 From Wikipedia, the free encyclopedia

HTTP/2 (Hypertext Transfer Protocol version 2) は、World Wide Webで用いられているHTTPのバージョンの一つである。

開発者 IETF
導入 2015年5月14日 (10年前) (2015-05-14)
派生元 SPDY
派生先 HTTP/3
概要 開発者, 導入 ...
HTTP/2
通信プロトコル
開発者 IETF
導入 2015年5月14日 (10年前) (2015-05-14)
派生元 SPDY
派生先 HTTP/3
OSI階層 アプリケーション層
RFC RFC 9113
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HTTP/2はIETFのHypertext Transfer Protocol Bis (httpbis)ワーキンググループにおいて制定され[1]2015年2月17日に正式な仕様として承認され[2]、2015年5月に RFC 7540 として文書化された。HTTP/2はHTTP/1.1が1999年6月RFC 2616 として規定されて以来16年ぶりのバージョンアップである。

2022年、内容を更新する RFC 9113 が公開された。

プロトコル概要

HTTP/2の目標はHTTP/1.1のトランザクション・セマンティクスとの完全な後方互換性を維持したまま非同期な接続の多重化、ヘッダ圧縮、リクエストとレスポンスのパイプライン化を実現することである。Googleによって立ち上げられ[3]、全ての主要なウェブブラウザが対応しているHTTP互換のプロトコルSPDYの人気が高まっていることに対応するために開発された[4]

高速化技術

下記の技術により従来より高速の通信を実現している。

  • HTTPヘッダの圧縮。(HPACKで圧縮し[5]、二度目以降の通信は差分のみ送信する)
  • HTTP/2サーバプッシュ通信。
  • HTTPパイプライン
  • HoL (Head-of-Line) ブロッキング問題(HTTP/1.1で発生していた)の解消。
  • 一つのTCPソケット上に複数のリクエストが発生した時に最適に通信を行う。

対応状況

ウェブブラウザ

下記ウェブブラウザが対応している。ただし、全てHTTP/2 over TLSのみである。

サーバ

その他

経緯

httpbisワーキンググループはGoogleのSPDYプロトコル、(SPDYを基にした)マイクロソフトHTTP Speed+Mobility[3]、Network-Friendly HTTP Upgradeを検討した[18]。2012年7月にFacebookはそれぞれの提案にフィードバックを行い、HTTP/2はSPDYを基にすることを推奨した[19]。SPDYをそのままコピーしたものを基にしたHTTP/2の最初のドラフトが2012年11月に発行された[20]

これらのプロトコルにおけるアーキテクチャ上の提案の多くは以前にW3CのHTTP-NGワーキンググループで調査済みであった。HTTP-NGプロジェクトの活動は1998年に休止された[21]

開発マイルストーン

IETFのHypertext Transfer Protocol Bis (httpbis) ワーキンググループによる[1]

さらに見る 状態, マイルストーン ...
状態マイルストーン
完了最初のHTTP/1.1改訂版インターネットドラフト
完了最初のHTTPセキュリティプロパティインターネットドラフト
完了HTTP/2.0のための提案の呼びかけ
完了ワーキンググループによるHTTP/1.1のための最終案内 (Last Call)
完了draft-mbelshe-httpbis-spdy-00を基にしたHTTP/2.0の最初のワーキンググループドラフト
実施/延期ワーキンググループによるHTTPセキュリティプロパティのための最終案内 (Last Call)
完了標準化提案 (Proposed Standard) として検討されるためにIESGにHTTP/1.1改訂版を提出
完了ワーキンググループによるHTTP/2のための最終案内 (Last Call)
2014年11月標準化提案 (Proposed Standard) として検討されるためにIESGにHTTP/2を提出
2015年2月17日IETFにて仕様として承認され、RFCとしての文章化へと進む[2]
2015年5月14日RFC 7540として文書化[22]
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名称

ワーキンググループにおいて当初はHTTP 2.0という名称で制定作業を進めていたが、後にHTTP/2と置き換えることとなった[23]また、GoogleはSPDY/4という呼び方もしていた[要出典]

出典

関連項目

外部リンク

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