Amazonプライム

Amazonが提供する有料サブスクリプションサービス From Wikipedia, the free encyclopedia

Amazonプライム(Amazon Prime)は、Amazonが提供する有料サブスクリプションサービス。このサービスに加入することで、Amazonの他のユーザーに比べて、追加のサービスを利用できる。サービスには、音楽や動画のストリーミング配信、電子書籍、ゲームのほか、食料品のショッピングサービスを利用できること、プライム会員"限定セール"へ参加できることなどが含まれる。

違法性
設立 2005年2月2日 (21年前) (2005-02-02)
事業地域 世界中
概要 URL, タイプ ...
Amazon Prime
Amazon Prime Logo
URL amazon.co.jp/amazonprime (Ja)
タイプ サブスクリプションサービス
設立 2005年2月2日 (21年前) (2005-02-02)
事業地域 世界中
運営者 Amazon
業種 インターネット
収益 増加 $19.21 billion (2019)[1]
登録 必須
ユーザー数 増加 220 million[2]
現在の状態 活動中
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ただし、これは最初に言っておくべき重要なことだが、Amazonは消費者に対して、プライム関連で、法的に問題のある手法や運用(勧誘手法、会員になった人に対する運用)も行っている。アメリカ連邦取引委員会FTC)は、Amazonが顧客をだましてプライム会員に登録させ、解約の手続きも難しくしているとして2023年に提訴した[3]。そして実際に有罪判決が下され、Amazonはアメリカ政府に対して25億ドル(約3750億円)を払うことになったが、日本に関しては改善の"対象外だ"として、違法なやり口を改めようともしなかった。また、肝心のはずの、被害を被った消費者に対しては、与えた損害相当の補償(つぐない)を、まだどの国でも行っていない。

またアマゾンプライムは、魅力的な契約条件を広告などで宣伝して会員を勧誘し、加入させておいてから、後になって、会員の同意も得ずに、契約内容を破り、サービス水準を勝手に低下させてゆくことを何度も繰り返すという違法な手法を用いる。たとえば当初は広告なしでPrime Videoを見れるという契約内容で大々的に宣伝して人々を勧誘しプライム会員にさせたのに、後から、実際には会員は同意をしていないにもかかわらず、「契約内容を変更することに会員が同意した」と勝手に見なして、Prime Videoのストリーミング途中に勝手にCMを挟み込むようになった(これについてアメリカでは、契約違反だとして消費者が提訴した)。またたとえば、日本では当初プライム会員は「購入品の金額にかかわらず無料で翌日配送を選択可能」として大々的に広告をして会員を勧誘しておきながら、2026年2月から「3000円以下の購入額では有料だ」と、実際に同意した契約内容とは異なる低水準のサービス内容に変更した(実際には会員はまったく同意していないのに、勝手に「会員が変更に同意した」と見なした)。会員が実際には同意していないのに、異議申し立てや訴訟が大々的に行われていないからといって勝手に「同意した」と見なし契約内容を勝手に変更し、サービス水準を勝手に低下させることを何度も重ねてゆく手法は、日本の消費者契約法10条に抵触している可能性が高い。契約文にどのような条項が書き込まれておろうが、消費者が本当に同意した契約文とは異なる契約文へと企業側が勝手にすりかえることは違法である。消費者契約法は平成28年の改正で、違法な条項として、「消費者の不作為をもって当該消費者が新たな消費者契約の申し込み又はその承諾の意思表示をしたものとみなす条項」を例示としてあげており、AmazonがAmazonプライムでやっていることは日本の法律に違反している。

サブブランド

Prime Music

Prime Music(プライム・ミュージック)は、標準のAmazonプライム会員の費用に含まれる、広告がない音楽ストリーミングサービスである[4]。2007年に始まった[5]。2022年11月、音楽カタログが大幅に拡大され、Pandoraに似たユーザーが曲を選択するとPrime Musicはその特定の曲ではなく、似たような曲を再生するスタイルに変更された[6][7]。Prime Musicによって転送された曲を好まない場合、ユーザーは1時間あたりに限られた数の曲をスキップできる[4]。この変更は、ウォルマートからの競合の提供に対抗するために行われた取り組みの一環として導入された。

Amazonは、Amazon Music Unlimitedという別のサブスクリプションサービスを提供しており、Prime会員は月額8.99ドル(780円)、それ以外の人は月額9.99ドル(980円)で利用できる[8]。Music Unlimitedの会員は、似たような曲やアーティストに転送されることなく、聴きたい曲を選択できる[4]

Amazonの音楽ストリーミングサービスは市場の10%であり、SpotifyApple Musicよりも人気が低い[5]

Prime Video

2006年9月7日、Amazon Unbox(アマゾン・アンボックス)として、アメリカ合衆国でデビューした。2008年9月4日、サービスはAmazon Video on Demand(アマゾン・ビデオ・オン・デマンド)に名前が変更された。Unboxの名前は、2014年8月時点で購入したインスタントビデオのダウンロードができなくなったローカルプログラムを指す。2011年2月22日、サービスはAmazon Instant Video(アマゾン・インスタント・ビデオ)にリブランドされた。

サービスは成長し、2011年にAmazonはイギリスのストリーミングと郵送DVDレンタルサービスのラヴフィルムを買収し、統合されたサービスはPrime Video(プライム・ビデオ)として再開始された。

Prime Gaming

Amazonは2020年にTwitch PrimeをAmazon Prime Gaming(アマゾン・プライム・ゲーミング)にリブランドした[9][10]。Amazon PrimeまたはPrime Videoのサブスクライバーは、追加費用なしでPrime Gamingを利用できる。主な違いは、「Twitch Primeの場合と同様に、Prime Gamingにアクセスするために顧客がTwitchアカウントを持っている必要がない」という点である[11]。Prime Gamingのサブスクライバーは、通常はお金がかかるまたは独占的なデジタルアイテム、通貨、またはコスメティックを含む、外部ビデオゲームで様々な報酬を引き換えることができる。さらに、Prime Gamingは、毎月1つのTwitchアフィリエイトまたはパートナーの有料サブスクリプションを無料で提供することができる[12][13][14]

Prime Reading

2016年10月から、アメリカのPrime会員は、Prime Readingを通じてローテーションで切り替わる一定のKindle電子書籍にアクセスできるようになった[15]。一部の雑誌や旅行ガイドもサービスを通じて利用可能である。2017年10月5日からは日本でも利用可能となった[16]。Prime Readingは、引き続き利用可能なKindle UnlimitedやKindle Firstとは無関係であり、2021年1月に廃止されたKindle Owners Lending Libraryとも無関係である[17][18]

Prime Pantry

Amazon Prime Pantry(アマゾン・プライム・パントリー)は、Prime会員向けのサービスで、日用品を一つの箱にまとめて配送するものだった。アメリカ、オーストリア、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、スペイン、英国で利用可能だった。Amazonは、Prime Pantryでしか購入できなかった商品をメインストアで購入可能にするため、プログラムを異なる日付や場所で廃止した。Prime Pantryで提供される商品は常に変動していたが、実際の商品の種類は最初にサービスが開始された時期よりも減少していた。Prime Pantry内で商品を選択する際には、各商品が配送ボックス内で占めるスペースの割合が表示され、合計スペースの使用率も表示された。配送料は、箱の使用率にかかわらず一定だった。2020年末までに、Prime Pantryはすべての地域で廃止された[19]

Prime Now

2014年12月、Amazonはマンハッタンニューヨークの一部のPrime会員向けに、1時間以内に商品を配達するサービスPrime Now(プライム・ナウ)を発表し、追加料金$7.99で利用可能とした。また、追加料金なしで2時間以内に配達することも可能であった。当時、この配達サービスでは、1日に25,000種類の必需品が利用可能であった。2015年2月、このサービスはマンハッタン全域を対象に拡大された[20]。2016年半ばまでに、アメリカ合衆国では、シカゴマイアミボルチモアシアトルダラスアトランタオースティンナッシュビルポートランドサンアントニオタンパの一部でも展開されていた。アメリカ合衆国外では、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、日本、シンガポールの一部にも拡大された。Prime Nowの即時配達ニーズを満たすために、Amazonはさらに、独立契約業者が配達サービスを提供するためのプラットフォームであるAmazon Flexを開始した[21]

Amazon Key

2017年10月、Amazon.comはプライム会員向けに、Amazon Flexの契約者による「インホームデリバリー」オプションを追加した。このサービスはAmazon Key(アマゾン・キー)と呼ばれ、2018年4月から米国の37都市圏の顧客に利用可能になった[22][23]。このサービスでは、クイックセットまたはイェールのスマートロックと、AmazonのCloud Camセキュリティカメラの特別バージョンが必要である[24]。配達されるパッケージの時間枠は4時間。配達員がドアを開けると、Cloud Camがドアが閉まるまでクリップを録画し、顧客のスマートフォンに送信される。このサービスの参加者は、Amazon KeyのiOSおよびAndroidのコンパニオンアプリを使用して、ドアのロックおよびアンロック、カメラの監視、および仮想キーの発行もできる[25]

Amazon Key In-Carは、オンスター(2015年以降のモデル)またはVolvo on Callを搭載した車の所有者が、車のトランクに荷物を配達できるサービス[26]。このサービスはAmazon Keyのインホームデリバリーと同じ地域で利用可能だが、追加のハードウェアは必要ない。配達時間は4時間で、その間に車は公共の場所にある必要がある[27]

CES 2019で、Amazonはチェンバレン・グループとのパートナーシップを発表し、Keyサービスの一環としてmyQ対応のオープナーを備えたガレージにパッケージを置くことができるようになった[28]


実施地域、会員数の数など

2021年4月、AmazonはPrimeの世界の加入者数が2億人を超えたと発表した[29]。2021年10月現在、アマゾンプライムのサブスクリプションは、アイルランド、アメリカ合衆国、オーストラリア、オーストリア、カナダ、スウェーデン、スペイン、シンガポール、中国、ドイツ、トルコ、日本、フランス、ブラジル、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、メキシコ、ルクセンブルク、イタリア、イギリス、サウジアラビア、スイス、オランダの23カ国で利用できる[30]

問題点

Amazonプライムサービスは、ユーザーの意図に反して加入に導いたり、解約の推移ページで解約ボタンをわかりにくくするなど、ユーザーを不利な行動へと誘導するUIダークパターン)が採用されているため、注意が必要である[31]。これが訴訟事例になったものもあり[31]、2025年9月に連邦取引委員会(FTC)との訴訟について、Amazonが25億ドル(約3750億円)を支払うことで(連邦政府とだけは)和解している[32]。(ただしAmazonが金を支払ったのは、あくまでアメリカ政府に対してであって、Amazonは、日本政府に対してお金を支払ったわけではない。そして、肝心の、損害を与えた消費者に対しては、まだ損害の補償(つぐない)を、どの国でも行っていない)

Amazonは欧州委員会との間で解約手順を簡素化することで2022年7月に合意したが、この合意は欧州連合(EU)域内のみ適用されるため、日本は対象外としている[33]

参考文献

関連項目

外部サイト

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