S/2025 U 1
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| S/2025 U 1 | |
|---|---|
| 仮符号・別名 | Uranus XXVIII |
| 見かけの等級 (mv) | 25.5 ± 0.2(Hバンド)[2] |
| 分類 | 天王星の衛星 規則衛星 |
| 発見 | |
| 初観測日 | 2025年2月2日(画像撮影日)[2] |
| 発見者 | Maryame El Moutamid et al.[2] |
| 発見場所 | ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 |
| 軌道要素と性質 | |
| 軌道長半径 (a) | 56,250 ± 250 km[2] |
| 離心率 (e) | ≈0[2] |
| 公転周期 (P) | 0.402 日[2](9.648 時間) |
| 平均軌道速度 | 896°/日[2] |
| 軌道傾斜角 (i) | ≈0° |
| 天王星の衛星 | |
| 物理的性質 | |
| 半径 | 4 - 5 km[2] (アルベドの仮定値に基づく) |
| アルベド(反射能) | 0.05 - 0.10(仮定)[2] |
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S/2025 U 1 は、天王星を公転している衛星の一つである。天王星のすぐ近くを公転している内衛星であり、2025年にジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測から発見された。
2025年2月2日、アメリカのサウスウエスト研究所の研究者である Maryame El Moutamid らによる研究チームがジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) に搭載されている近赤外線カメラ (NIRCam) を用いて天王星の環やその近くを公転している小型の内衛星の観測を行い、 約36分間に渡る露出時間を持たせた10枚の近赤外線画像を撮影した[2][3]。この観測で撮影された画像の解析から、天王星の環のすぐ外側を公転している新たな衛星と思われる天体が発見された[1][2][4]。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測から新たな衛星の存在が示されるのは S/2025 U 1 が初めてである[5]。
この発見は同年8月19日に天文電報中央局 (CBAT) が発行している Central Bureau Electronic Telegram (CBET) にて公表され、S/2025 U 1 という仮符号での名称が与えられた[2]。2026年3月24日には確定番号「Uranus XXVIII」が与えられた[6]。小惑星センターが発行する小惑星電子回報 (Minor Planet Electronic Circular) や査読プロセスを経た学術論文には S/2025 U 1 の記載はまだ無いが[1][5]、今後、国際天文学連合 (IAU) による承認を得た上で正式に固有名が命名される予定となっている[1][4]。天王星の衛星はウィリアム・シェイクスピアおよびアレクサンダー・ポープの作品に登場する人物から固有名が命名されるのが慣例となっているが、S/2025 U 1 の発見に関わった共同研究者である Mark R. Showalter は科学雑誌ニュー・サイエンティストでのインタビューにおいて「命名の議論はすでに行われているが、最終的な候補はまだ決まっていない」と述べている[7]。
