RFC 3828で定義されている。
UDP-Liteには新たに136というプロトコル番号が割り当てられている。IPヘッダー中の該当位置にこの番号を示すことでIPパケットの中身がUDP-Liteとして認識される。
UDP-Liteヘッダー部の5-6バイト目が「チェックサム・カバー範囲」と呼ばれ、「0」又は「8以上」の数字が入る。「0」の場合はUDP-Liteパケット全体が、「8以上」の場合はUDP-Liteヘッダー部を含む保護したいデータ部のサイズをバイト数で指定する。指定された範囲だけがチェックサム計算の対象となる。チェックサム計算の結果がヘッダー部の7-8バイト目に格納されるのはUDPと同じである。
例えば、チェックサム・カバー範囲の値が「8」である場合は、「8×8bit=64bit」となり、UDP-Liteヘッダー部の長さと同じになるため、ヘッダー分に続くデータ部分はチェックサムの計算対象からはずされる。データ部分がチェックサムの計算対象からはずされるということは、データ部分に損傷が生じても検知されずにそのまま運ばれることを意味する。
チェックサム・カバー範囲の値をUDP-Liteヘッダー部とUDP-Liteデータ部のサイズの合計値にすれば、従来のUDPの「長さ」フィールドと同じ値となり、互換性が保てるとしている。
- TCPやUDP同様、ひとつのIPアドレス毎に16bit(65535個)の論理ポートを有する。物理的・IPアドレス的に1つであっても、論理的に多重化された65535個までの通信を行うことができる。
ヘッダーの一部をUDPから変更することで、パケットの完全性の保証範囲をより柔軟に変更出来るようになった。
UDP-Liteパケットのデータ・フォーマット