X-3 (航空機)
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概要
第二次世界大戦の最中、ダグラス社も超音速機の開発検討を行っていた。
要求性能は、最大速度マッハ2、航続時間30分。
1945年6月20日、将来のジェット戦闘機開発のため、超音速飛行の試験機XS-3として正式発注され、モックアップ審査(1948年12月)と改修を経て、1949年6月30日に正式契約された(当初2機発注。後に2号機はキャンセル)。
1950年秋頃、並行して開発していた搭載予定のJ46エンジン(推力2,722kg)が予定どおりの性能を発揮するには直径を1.5倍程度に拡大する必要があることが分かり、機体の設計変更に伴う計画遅延を回避すべく搭載エンジンをJ34-WE-17(推力2,200kg)に変更した。この時点で、目標であるマッハ2どころか音速の突破さえ難しいことが机上計算でも分かっており2号機の発注はキャンセルされた。
1951年に1号機が完成し、1952年10月15日にエドワーズ空軍基地で、ダグラス社のパイロットウィリアム・B・ブリッジマンが初飛行を行った。1953年7月28日に30°降下でマッハ1.21を記録(パイロット不明)。
1954年8月、空軍からアメリカ国家航空諮問委員会(NACA)(後のNASA)の高速飛行研究所に移管され、高翼面荷重機の高速飛行での抑え角とロール・カップリングの関係などの空力特性テストを開始、F-100の開発やF-104の主翼設計に貴重なデータを提供して、1956年5月23日のNACAでの20回目の飛行を最後に退役となった。その後、国立アメリカ空軍博物館に移管された。
特徴
仕様

諸元
- 乗員: 1 名
- 全長: 20.35 m
- 全幅: 6.92 m
- 全高: 3.82 m
- 自重: 6,507 kg
- 全備重量: 9,435 kg
- 翼面積: 15.47 m2
- エンジン: ウェスティングハウス J34-WE-17 軸流式ターボジェット 推力2,200kg✕2
性能
- 最大速度: マッハ0.95
- 最高高度: 11,580 m
参考文献
- 『世界の傑作機 No.67 X-プレーンズ』文林堂、1997年。ISBN 9784893190642。
- 『Xの時代―未知の領域に踏み込んだ実験機全機紹介』文林堂〈世界の傑作機スペシャル・エディションVol.3〉。ISBN 9784893191175。
- 『世界の駄っ作機』大日本絵画。