社会を構成するある要素が突如消え去ったら残された人々はどうふるまうのか、というテーマを通して人間社会のシステムを考察する、『物体O』(1964年)『日本沈没』(1973年)から本作品、そして『首都消失』(1985年)に連なる小松左京の得意とするシミュレーション的SF作品である。
この作品では特に「膨大な近代都市の社会システムの維持」という観点を考察しているのが特徴である。それと併せて「社会」(日本)をまとめる象徴とは何なのかを問うストーリーも描かれている[要出典]。
物語序盤で主人公の福井が潜り込むのは、朝日新聞大阪本社であり、生活の拠点とするのがホテルプラザである。他にも実在の当時の有名スポットが随所に登場し、作品にリアリティーを持たせている。