劇伴音楽に共通のことであるが、監督など映像制作者側から下書きや脚本などから大まかなイメージを示されて作曲される場合もあれば、出来上がったVTRから秒単位の長さで作曲するなどの制約が多い。また視聴環境がテレビであれば茶の間の生活音を考慮に入れて大きな音がでる曲を作るように注文がつくことがある。
アニメがコンテンツとしてメジャーになるにしたがって、現代音楽の中で劇伴として注視されるようになった。劇伴を専門的に活動する作曲家も増加してきており、アニメの魅力を左右する重要な存在の一つとなっている。
そのためアニメ音楽を劇場で生の演奏で聞きたいという需要も高まり、演奏会が行われるようになった。しかし劇伴音楽は録音がすめば楽譜は用済みとされ、ほかの製作資料とともに倉庫にしまい込まれて、劇場での再演を想定されていなかった。このような事態にたいしアニメ会社も劇伴の楽譜を再演可能な状態で整理保存する動きが出ており、特に昭和のアニメの劇伴音楽については、死蔵された楽譜の整理保存のみならず、高齢となった作曲者の制作の意図の記録が急務の課題になっている。
アニメソング同様に決まった曲調という物はなく、クラシック音楽や現代音楽の流れを汲んだ物から、ポップス、ジャズ、フュージョン、R&B、ロック、ヘヴィメタル、テクノ、ファンク、ヒップホップ、EDM等のポピュラー音楽まで幅広く使用される。また、作曲家らによって新たに製作された曲の他にも、既存のクラシック音楽(現代音楽を含めて)やポピュラー音楽、民族音楽が使われている場合もあり、用いられたことによって再評価ないし知名度を上げた曲も多い。