アンリ・ピレンヌ
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ベルギー東部のヴェルヴィエに生まれ、リエージュ大学で学ぶ。1883年から1885年にかけてパリ・ライプツィヒ・ベルリンに遊学し、カール・ゴットハルト・ランプレヒトのドイツ中世経済史研究に刺激を受ける。1886年に24歳の若さでヘント大学教授に就任し、それ以来1931年までこの大学を離れることがなかった。 1895年に『ベルギー史文献 Bibliographie de l'histoire de Belgique』を出版。これはランプレヒトの資料蒐集・紹介に倣い、また彼の大著『ベルギー史』につながり、ベルギー国家成立の独自性を探求するために必須の作業でもあった。第一次世界大戦時に、ドイツのベルギー占領に対する非暴力抵抗運動のリーダーでもあったため、ドイツ軍により抑留生活を強いられた(1916年 - 1918年)が、この間も収容所で歴史のゼミナールを主催し、このときの講義はのちに『ヨーロッパの歴史』として結実し、西ローマ帝国の解体からルネサンスまでをあつかった壮大な概観となっている。ベルギーのみならずヨーロッパの各大学から名誉博士号を受け、歴史論争の中心人物であり、ベルギーの愛国者としても精力的に活躍した。
