ウィッカーマン
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概要
英語でウィッカーマン(wicker man)という呼称は、編み細工(wicker)で出来た人型の構造物を意味する。
古代ガリアの宗教儀式としてのウィッカーマンについては、カエサルの『ガリア戦記』やストラボンの『地理誌』の中で紹介されている。
『ガリア戦記』第6巻16節には次のような一節がある。
Alii immani magnitudine simulacra habent, quorum contexta viminibus membra vivis hominibus complent; quibus succensis circumventi flamma exanimantur homines.ある者らは、恐ろしく巨大な像を持ち、その編み細工で編み込まれた肢体を人間たちで満たして、それらを燃やして、人々は火炎に取り巻かれて息絶えさせられるのである。
このような人身御供は、ガリアのローマ化によって絶えたと思われる。近世になって、ケルト人への関心の高まりとともに、ウィッカーマンは人々の好奇心をかきたて、(右の図のような)さまざまな想像画が描かれた。
現代の文化としてのウィッカーマン
参考文献
- 『ガリア戦記』カエサル著
- 近山金次訳、岩波文庫(岩波書店)、1964年、ISBN 978-4-00-334071-4
- 國原吉之助訳、講談社学術文庫、1994年、ISBN 978-4-06-159127-1
- 『ストラボン ギリシア・ローマ世界地誌Ⅰ』ストラボン著、飯尾都人訳、龍溪書舎、ISBN 978-4-8447-8377-0(p.343)
- 『図説ドルイド』M.J.グリーン著、井村君江監訳、大出健訳、東京書籍、ISBN 978-4-487-79412-6
- 『ケルト人─蘇るヨーロッパ<幻の民>』C.エリュエール著、鶴岡真弓監修、創元社、ISBN 978-4-422-21085-8(p.130)
- 『ケルトの宗教ドルイディズム』中沢新一・鶴岡真弓・月川和雄著、岩波書店(絶版)
