レーヴェはオペラを5曲書いたが、そのうち『3つの願い』(Die drei Wünsche)のみが1834年にベルリンで上演され、大した成功を収めなかった。17曲のオラトリオは、多くは無伴奏男声合唱のために書かれている(短い器楽の間奏曲が挿入されたものもある)。その他の作品としては、2曲の交響曲、2曲のピアノ協奏曲、合唱のためのバラードやカンタータ、4曲の弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲、クラリネットとピアノのための小品、ピアノ曲集などがある。
しかしながら、こんにちレーヴェの名が記憶され、完成の域に達したと認められている分野は、ピアノ伴奏つき独唱用のバラードである。詩の抑揚に沿った語るような旋律形成、劇的な調子と抒情的な調子の巧みな混合は、間違いなくヨハン・ルドルフ・ツムシュテークを模範にしているが、同世代や後進によって真似された。『魔王』のほかに、『アーチボルド・ダグラス』(Archibald Douglas)、『鳥刺しハインリヒ』(Heinrich der Vogler)などがとりわけ優れており、レーヴェの代表的歌曲としても知られている。