ガガウズ人
From Wikipedia, the free encyclopedia
概略
テュルク諸語に属するガガウズ語を話すテュルク系民族だが、周辺のテュルク系諸民族と異なり、現地にいたブルガリア人やモルドバ人などのコーカソイドとの混血を繰り返したために、外国人から見たら他のヨーロッパ人(スラヴ人)とは容貌が区別できない。また、大多数が正教会のキリスト教徒である。
民族の起源については諸説があり、キリスト教に改宗したペチェネグ系、あるいはテュルク系クマン=キプチャクなどの各遊牧民族に求める説もあるが、ガガウズ語はテュルク諸語オグズ語群でアナトリア半島のトルコ語を話すトルコ人などに近く、近隣のテュルク系民族であるリトアニア・タタールやクリミア・タタール人(クリミア・タタール語)が話す言語(テュルク諸語キプチャク語群)とは系統が異なる。
モルドバ国内のガガウズ人は同国南部に集中しており、ソ連解体が進む1990年にガガウズ・ソビエト社会主義共和国の建国を宣言してモルダビア・ソビエト社会主義共和国(モルドバ)からの分離を図った。モルドバがソビエト連邦から独立した後もガガウズ人の分離運動は続いたが、結局1995年に「ガガウズ地域の特殊法的地位に関する法律」が制定され、ガガウズ人居住地域をガガウズ自治区として大幅な自治権を与えることで解決された。
文化
被服
→「ガガウズの民族衣装」も参照
参考文献
- 『テュルクを知るための61章』小松久男 編著、明石書店、2016年刊( http://www.akashi.co.jp/book/b244171.html )
