キョウソヤドリコバチ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| キョウソヤドリコバチ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メス | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Nasonia vitripennis (Walker, 1836) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| キョウソヤドリコバチ |
キョウソヤドリコバチ(蠁蛆寄生小蜂) Nasonia vitripennis は、様々なハエの蛹に産卵する寄生蜂である。キョウソヤドリコバチが寄生するハエの種は通常、キンバエとニクバエである。この性質はキョウソヤドリコバチをこれらの害虫の生物農薬として有用なものにしている。
寄生バチ Nasonia 属には4種の近似種、N. vitripennis (Walker, 1836)、N. giraulti (Darling, 1990)、N. longicornis (Darling, 1990)、N. oneida (Raychouhury & Desjardins, 2010)がある。N. vitripennis は世界中に広く分布し、他の3種は北米に分布する。
生活史
卵は宿主となるハエの囲蛹殻に生み付けられる。メスが宿主の囲蛹殻に遭遇すると、最初に、宿主を調べて、宿主の囲蛹殻壁を通して産卵管で穴をあけ、毒液を注入する。そして、メスは、囲蛹殻壁の下に宿主に産卵し始める。Sarcophaga bullata 蛹1つあたりおよそ20〜50個の卵が生み付けられる。25℃では、産み付けられた卵はおよそ36時間後に、孵化する。
幼虫は、産卵してからおよそ9日後に、宿主の中で蛹化する。蛹の発育はおよそ3日かかる。
新成虫は囲蛹殻に穴を空けて脱出する。産卵から新成虫の脱出までに14日間かかる。
交配は宿主から出現した直後から行われる。求愛は、簡潔であり(通常、1〜2分かかって)、典型的な求愛誇示にかかわる。交配の後に、メスは新しい宿主を求めて自分の生まれた宿主から分散する。