ギミギミ逃避行
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「ギミギミ逃避行 feat. #KTちゃん (Prod. peko)」(ギミギミとうひこう フィーチャリング ケーティーちゃん プロデュースド・バイ・ペコ)は、花譜×#KTちゃんによる楽曲である。2024年2月28日にPHENOMENON RECORDから配信リリースされた[1][2]。本作はKAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルシンガー花譜が様々なアーティストとコラボレーションを行う企画である「組曲2」の第1弾に当たる[1]。作詞は花譜と#KTちゃん、作曲は花譜、#KTちゃん、梅田サイファーのpekoが行い、編曲およびプロデュースもpekoが担当した[1]。
同日には、#KTちゃん feat. 花譜名義による楽曲「BEKI feat. 花譜 (Prod. peko)」も配信リリースされた[1][2]。2曲はいずれも花譜と#KTちゃんが作詞に参加し、pekoがプロデュースおよびトラックメイクを手掛けた[1]。本項では、この楽曲についても解説する。
背景とリリース
花譜と#KTちゃんは、2023年に花譜のレギュラー番組『バーチャルシンガー花譜の廻れ!!MAD TV』(TOKYO MX)で共演したことをきっかけに交流を深めた[3][4]。同世代であることもあり意気投合し、楽曲制作へと発展した[4][5]。
花譜が2021年から展開していたコラボレーション企画「組曲」は、2024年1月3日に配信された岸田繁との第15弾「愛のまま」をもって完結した[6][7]。同月14日に国立代々木競技場第一体育館で開催された花譜のワンマンライブ「花譜 4th ONE-MAN LIVE『怪歌』」では、その後継となる「組曲2」の始動が発表された[7][8]。
『怪歌』への#KTちゃんの出演は公演前から発表されており、佐倉綾音、Mori Calliope、長谷川白紙、大沢伸一とともにゲストとして出演した[3]。公演は5部構成で、本楽曲は第2部「組曲」で、佐倉との「あさひ」、Mori Calliopeとの「しゅげーハイ!!!」に続く楽曲として初披露された[9]。同曲はこの公演で初披露された「組曲2」第1弾であり、花譜と#KTちゃんはステージ上でラップを掛け合った[9]。完結した「組曲」の続編である「組曲2」は本楽曲をもって再始動した[7]。また『怪歌』終演後は、#KTちゃん feat. 花譜による「BEKI feat. 花譜 (Prod. peko)」を2月28日に配信することも発表された[5][4]。
配信前日の2月27日には、2曲の同時リリースを記念し、音楽ストリーミングサービスAWAで花譜と#KTちゃんが参加する「AWAラウンジ」の開催が発表された[10]。翌28日、両曲は同時に配信リリースされた[1][2]。
同年3月には、2曲のリリースを記念したイベント「生トーク女子会」がタワーレコード渋谷店で開催された[11]。限定100個のコラボ記念アクリルスタンド購入者を対象に開催され、#KTちゃんがステージ上から花譜にLINE通話を掛ける形で、約30分間のトークが行われた[11]。
楽曲
「ギミギミ逃避行」は、花譜と#KTちゃんが作詞し、両者とpekoが作曲、pekoが編曲を担当した[1]。プロデュースおよびトラックメイクもpekoが手掛けた[2]。
本作は、同世代の女性の心情や等身大の日常が描かれている[1]。花譜は本作について、初めて夜に出掛ける2人の少女をイメージして#KTちゃんと作詞した楽曲であると説明している[1]。周囲からの期待などによって息苦しさを感じる日常から抜け出し、友人と楽しい夜を過ごすことで、その後の日々を少し生きやすくするという思いを歌詞に込めたという[1]。また、pekoによる明るいトラックも気に入っていると述べている[1]。
楽曲中には花譜と#KTちゃんがチャットで会話するようなパートが設けられている[1]。花譜は、この会話が自然に収録できたことについて、以前から長く親しくしていたかのように感じたと振り返っている[1]。
BEKI feat. 花譜 (Prod. peko)
「BEKI feat. 花譜 (Prod. peko)」(ベキ フィーチャリング かふ プロデュースド・バイ・ペコ)は、#KTちゃん feat. 花譜による楽曲である。2024年2月28日にHARAJUKU OKASHI LABELから配信リリースされた[1][12]。#KTちゃんの3作目の配信シングルに当たり、後に同年4月17日発売のEP『Oneder』にも収録された[13]。
作詞は#KTちゃんと花譜、作曲は#KTちゃん、花譜、peko、編曲はpekoが担当した[13]。本楽曲は、なかなか振り向いてくれない男性について同世代の2人が語り合う恋愛曲として制作された[5][4]。#KTちゃんにとって初めて恋愛を題材とした楽曲であり、#KTちゃんは花譜と同世代であることから、楽しみながら制作できたと振り返っている[4]。また、ラップだからこそ表現できる「今どき女子」の強気な雰囲気を感じてほしいとコメントしている[4]。
花譜にとっては初めてラップに挑戦した楽曲となった[5][4]。花譜は「BEKI」の制作について、#KTちゃんによる言葉の組み立て方や世界観が自身とは大きく異なっていたため、制作当初から新鮮に感じたと述べている[1]。また、楽曲中では両者のキャラクターの違いが、言葉や歌声を通じて対照的に表現されていると説明している[1]。
ミュージックビデオ
「ギミギミ逃避行」と「BEKI feat. 花譜 (Prod. peko)」のミュージック・ビデオは、楽曲の配信日である2024年2月28日に連続して公開された[2]。「ギミギミ逃避行」は同日21時に花譜のYouTubeチャンネルで、「BEKI」は10分後の21時10分に#KTちゃんのYouTubeチャンネルでそれぞれプレミア公開された[14]。
両作のミュージックビデオは、映像制作チームVeAbleのMONAと涌井嶺が共同で監督を務めた[15][16]。撮影は宇納未育、DITは水野晋作、カラリストはタキユウスケと大淵友加が両作に共通して参加している[15][16]。また、プロダクションデザインをKURONO、3DCGアニメーションを中富浩之とYuki Katoh、スタイリングをYasuhiro Chibaが担当した[15][16]。制作進行には岩城賢太郎らが参加し、根岸秀幸が制作、PIEDPIPERがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた[15][16]。
「ギミギミ逃避行」の映像では、涌井がオンライン編集とVFXスーパーバイザーを兼任した[15]。VFXにはSho Watanabe、Miu Sawada、Hiroki Sukegawa、SHUNRIらが参加し、キヤノンによるボリュメトリックキャプチャが用いられた[15]。涌井は後に、同作の監督およびVFXスーパーバイザーとして制作に携わったことについてインタビューで解説している[17]。このミュージックビデオは、2024年に発表された『映像作家100人2024』にVeAbleの作品として掲載された[18]。
一方、「BEKI」では、オフライン編集をSHUNRI、オンライン編集およびVFXを野上虎太郎が担当した[16]。