ハラントの作品は、カメラータのモノディ歌曲の影響を受けていないという点においては保守的である。16世紀のフランドル楽派の影響を受け、定旋律ミサ曲を作曲した。現存作品は7曲しかなく、いずれも声楽のための宗教曲である(その他の作品は、財産が没収された際に散逸したものと見られる)。定旋律ミサ曲の一つは、ルカ・マレンツィオのマドリガーレに基づいている。つまりこの作品では、イタリアで最も人気のある進歩的な作曲家の旋律が、1世紀前の古い作曲技法に結び付けられている。
皮肉なことだが、ハラントが処刑される直前の1620年に、ハラントの作曲したミサ曲がプラハのカトリック教会で盛大に演奏されたという。