コミックマスターJ
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一億の伝説編
漫画家が締め切りに追われる時、500万という報酬を受けその超人的なスピードと技術で原稿を完成させるという男、コミックマスターJの活躍、そして彼の漫画との闘いを描いた作品。
基本的には1話ないし数話からなるショートストーリーだが、Jのルーツや目的に迫る作品の軸となる一連のストーリーが存在する。
ある日、週刊少年ダッシュに作者不明の1つの作品が送られてくる。その作品のあまりの素晴らしさの前に漫画家達が次々に失踪する中、作者を探し出すためにダッシュ編集部は1億円の契約金を支払うことを公表する。多数の応募者が現れる中ついに作者が木乃花一葉であったと判明する。
しかし一葉は妹を亡くしたショックから自分を二葉だと思い込み自らを追い詰めていたのだった。なんとか正気に戻そうとする山下に対し、傑作のためなら彼女に犠牲になってもらうしかないと言うJ。そして山下とジ・エンドはJの目的を知る。Jは世界を破滅に導く事になる自らの作品を世に出すため、史上最高の傑作をただの傑作に過ぎなくさせるために自らと同レベルの作品を作り出せる漫画家を生み出すために活動をしていたのだった。
未来編
未来の地球。そこはあらゆる天変地異の末に人類の滅んだ世界であった、ただ1人生き残った小林信也は苦境の末に1つの漫画を描き上げる。そこに現代よりタイムスリップしてきたJが現れた。小林はJに自らの漫画を読ませ感想を求める。それはJも認めるまごうかたなき傑作であった。Jは世界を滅ぼす原因となった究極の漫画の存在を小林に教える。その作品の名はJUDGES(ジャッジス)。そしてその作者はJであった。
この傑作を描きあげた小林ならJUDGESを超えられるだろうというJの期待に反し、JUDGESを目にし全てに絶望した小林はビルの屋上より身を投げてしまう。現代に戻ってきたJ。成すべき事、超えるべきものが見えた彼はある決意をする。
最終戦争編
Jの決意の元、ついに出版されたJUDGES、掲載雑誌「CLUB」は瞬く間に世界に広がりJUDGESをめぐって世界は戦争状態へと突入する。その混乱の中、至上最悪の生物兵器「デビル」が放たれ次々と人々が倒れていく。
3年後、壊滅状態となった世界では、戦争の原因となったJUDGESを、そしてすべての物語を排除しようとする狂信集団セイバー・オブ・マンカインド(SOM)と「週刊少年CLUB」を出版する漫画出版集団CLUBとの戦いが繰り広げられていた。
追い詰められ壊滅寸前だったCLUBであったが、消息を絶ったJに代わりコミックマスターJを名乗って執筆していた小林信也と編集の山下が出会った事で、かつて一流と呼ばれた漫画家達が次々に参画。後に「復活の戦い」と呼ばれる死闘の末にCLUBはSOMに勝利する。
そして十数年後、世界は驚異的な速度で復興を成し遂げていた。その中でCLUB編集部に1つの漫画が送られてくる。それはJUDGESを超える素晴らしい作品であったが、CLUB掲載作品の中の傑作の1つにしか過ぎなかった。その作品の投稿者、それは…