サロメ (バレエ音楽)
From Wikipedia, the free encyclopedia
バレエのストーリーはオスカー・ワイルドの戯曲によっている。貝谷八百子は当初、音楽にリヒャルト・シュトラウスのオペラ『サロメ』を使おうとしていたが、著作権関係などの問題で使用できなかったため、伊福部に新曲の作曲を依頼した。ちなみに伊福部にとっては、戦後初のオーケストラによるバレエ音楽で、ニ管編成のオーケストラのために作られている。作曲にあたっては中近東の音階の他に、全曲を通して、ベートヴェンの交響曲第5番の有名な主題に似た「運命の動機」ともいえるリズム動機が用いられている。
初演は1948年5月に上田仁・東京交響楽団の演奏によって行われた。バレエ公演は好評で、伊福部は「180回近く行われたのでは」、と説明している。
