シーケンシャルマニュアルトランスミッション
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概要
自動車用のマニュアルトランスミッションでは、シフトレバーを適切な位置に動かすことによって、運転手が任意のギアを選択することができる。変速する際にシフトレバーを前後左右に動かすことから、Hパターンと呼ばれる。それに対し、シーケンシャルトランスミッションはシフトレバーを前後に動かし、順を追ってギアを選択することからこの名称で呼ばれている。レバーの動かし方が直線状となるため、「Iパターン」と呼ばれることもある。
一般的にはノンシンクロトランスミッション、特にドグミッションと組み合わせられることが多い。
Hパターンとは異なり、特定のギアを直接選択すること(ギア飛ばし)や、そこから直接ニュートラルへ戻すことができない代わりに、誤ったギアを選択することも起こりにくいため、競技用の車両に採用される例が多い[1]。F1でも一部のチームで90年台中頃に採用され、多くは「シフトレバーを前に倒すとギアが上がり、手前に倒すとギアが下がる」構成になっていた。
SMT(トヨタ)
シーケンシフター
従来のマニュアルトランスミッション(Hパターン)に、特殊な加工を行ったシフトレバー等を後付けし、シーケンシャル(Iパターン)的な操作を可能にする機構もあり、その商品名から「シーケンシフター」と呼ばれる[3]。特にモータースポーツの世界では1990年代から2000年代前半にかけて流行し、全日本ラリー選手権やダートトライアルではシーケンシフターの採用車両が活躍するなどの動きを見せたが、2004年に日本自動車連盟(JAF)が競技での使用を禁止し、後に国際自動車連盟(FIA)も同様に使用禁止に踏み切ったため、以後は急速に廃れた[4]。製造元のイケヤフォーミュラでも、2024年現在は生産を終了している[3]。