ジェイソン・モス
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経歴
モスは1975年にニューヨーク州ベスぺージで生まれ、地元の学校で教育を受けた。その後、ネバダ大学ラスベガス校(UNLV)へ進学し、優等生としてsumma cum laude(最優等)で卒業した。大学卒業後は、アメリカ合衆国シークレットサービス(U.S. Secret Service)やアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)でインターンシップを経験し、最終的に法曹の道を志す。2002年にミシガン大学ロースクールを修了し、ネバダ州ヘンダーソンで刑事弁護の事務所を開設した。シャーロット・モスと結婚した。
連続殺人犯との文通と研究
UNLVの優等生論文を執筆する過程で、モスは収監中の著名な連続殺人犯たちとの関係を構築した。接触した人物は、ジョン・ウェイン・ゲイシー、エルマー・ウェイン・ヘンリー、リチャード・ラミレス、ヘンリー・リー・ルーカス、ジェフリー・ダーマー、チャールズ・マンソンにわたる。*
モスは各対象者に最も効果的にアピールできる内容を事前に研究し、状況に応じて「崇拝者」「信奉者」「代理存在」、あるいは「潜在的な犠牲者」を演じ分けた。ラミレスへのアプローチにあたっては、共著者のジェフリー・コトラーによれば、悪魔崇拝やサタニック儀式について事前に学んでいたという。
ジョン・ウェイン・ゲイシーとの関係
モスがとりわけ強い関係を築いたのはゲイシーであった。文通が続くうちに毎週日曜の朝に電話で話すようになり、ゲイシーは無実を主張し続けた。19歳のとき、処刑のわずか2か月前に、モスはゲイシーと面会を2度行った。この経験によりモスは心理的に操作されたと感じ、悪夢に悩まされるようになった。
モス自身は意図的にゲイシーを誘導したと理解していたが、結果的にゲイシーの被害者を操るような手法と同じやり方で圧倒され、制御されたと感じた。モスはこの経験全体を通じて、連続殺人犯の心理がどのように機能するかを理解できたと述べている。
著作『最後の犠牲者』
モスは自身の研究とその影響についての体験を書籍にまとめ、カウンセリング教授のジェフリー・コトラーとの共著として1999年に『最後の犠牲者:連続殺人犯の心への真実の旅』(The Last Victim: A True-Life Journey into the Mind of the Serial Killer)を刊行した。本書はたちまちベストセラーとなった。2000年には文庫版が出版され、ニューヨーク・タイムズベストセラーリストにも入った。
本書は2010年に映画『ディア・ミスター・ゲイシー』(Dear Mr. Gacy)として映画化された。ジェイソン・モス役をジェシー・モス(血縁関係なし)が、ジョン・ウェイン・ゲイシー役をウィリアム・フォーサイスが演じた。