ダウンシフト
From Wikipedia, the free encyclopedia
上述の『浪費するアメリカ人』の中で著者は、顕示的消費や通常の収入で許容できる範囲を越えた奢侈のためにより多くの時間を労働に費やすようになった90年代のアメリカ人の傾向について紹介した上で、そうした過剰労働/過剰消費を繰り返す「労働と消費の悪循環」を断ち切る新たな潮流として減速生活を紹介している。 彼らは生活レベルが下がることを厭わず自発的に労働時間を減らし、減った収入の中から可能な範囲の消費活動を行うようになる。こうした変化によって得られるものは何よりも余暇である。余暇が増えることによって、より多くの家族との時間を獲得でき、また生計の手段としての労働以外の活動により時間を割くことが可能となる。 特筆すべきは、高所得者層に限らずより広い階層にこうした傾向があらわれている点だと著者は指摘している。