チャイルド・リサーチ・ネット
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かねてから子供の「成育」を提唱していた小林登は、従来の学問分野を超えた学際的な子供研究を推進しようとしていた。小林の提唱する「成育」とは─「育つ力」をもった生物的存在である子供は、親・家庭・学校などの社会的存在による「育てる力」との相互作用によって体を成長させ、心を発達させる。この「育つ力」と「育てる力」のふたつをお互いに関連づけ、成長・発達と育児・保育・教育を統合した概念─である。
折しも、インターネットが急速に普及し始めた頃であったため小林は、世界的規模で子供研究を進めてゆくのであれば、インターネットというネットワークを利用し、世界の研究施設や研究者と交流を行い、子供をめぐるさまざまな問題の解決に取り組んでいこうと考えた。その考えに賛同したベネッセコーポレーションの支援を受け、1996年にCRN(日本語)、CRN(英語) 、2004年にCRN(中国語)がオープンすることとなり、現在は3カ国語で、世界の子供を取り巻く諸問題を解決するための学際的な研究に取り組んでいる。