ナポレオン金貨
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概要
歴史
仕様
種類
20フラン金貨には、ナポレオン1世、3世をはじめ、ルイ18世、シャルル10世、ルイ・フィリップの各国王肖像のもの、天使を描いたもの、及び共和国の女神ケレースやマリアンヌの肖像を描いた金貨が含まれる。
- ボナパルト第一統領 - フランス革命暦11年(1803年)~14年(1805年)
- ナポレオン1世 - 1806年~1814年
- ルイ18世 - 1814年~1824年
- ナポレオン1世百日天下 - 1815年
- シャルル10世 - 1825年~1830年
- ルイ・フィリップ1世 - 1830年~1848年
- 第2共和国 天使 - 1848年~1849年
- 第2共和国 ケレース - 1849年~1851年
- 第2共和国 ルイ・ナポレオン・ボナパルト - 1852年
- ナポレオン3世 - 1853年~1870年(純正ナポレオン金貨)
- 第3共和国 天使 - 1871年~1898年
- 第3共和国 マリアンヌ - 1899年~1914年
希少価値
きわめて大量に鋳造され、現存する為に希少価値は低く、金地金価格と大差ない価格で取引され、小口の金投資の対象としても利用されてきた経緯があり、これらの金貨はイギリスのソブリン金貨同様に、地金型金貨の先駆けとも言える。
ミントマーク
フランスの金貨には全てにミントマークと造幣局長の私的なマークであるプリヴィマークが刻印されている。ミントマークについては下の表に記載したが、このミントマークは金貨に限らず、フランスの19世紀~20世紀初頭のコインを研究する上には、非常に重要なものである。
20フラン金貨は現在でも多くが存在しているが、ミントマークや製造年号によっては、希少なものも存在し、これらは収集家間で高プレミアム価格で取引されている。また、20フラン金貨は相当期間流通したので状態の悪いコインが多く、初期のコインの未使用クラスを見つけるのは非常に困難である。
ナポレオン1世の金貨の場合、状態の良いコインは更に少なく、未使用クラスのコインになればミントマークにかかわらず2000ドル以上の価格で取引されている。また、フランス国内ではなくオランダのユトレヒトで鋳造されたものは人気が高く、カタログの評価はそれほど高額ではないが、実際に見かけることはほとんど無く希少価値は高い。ルイ・フィリップ1世以前のコインについては、パリ以外の造幣局で鋳造されたもの、それに状態が非常に良いものは、概ね希少であると思って間違いない。
ナポレオン3世以降のコインになると、1855年にリヨンで鋳造されたものと1888年にパリで鋳造されたものが、比較的少ないが、その他のコインは全て地金に準じた価格で取引されている。
なお、1907年~1914年銘のマリアンヌタイプの20フラン金貨は、オリジナルの刻印を使用して、公式にパリ造幣局で再鋳造された。一般にこの再鋳貨はコインが赤味掛かっているといわれているが、実際にコイン上の年号に鋳造されたものか、最近の再鋳貨かの判別は極めて難しい。