ノバリス
From Wikipedia, the free encyclopedia
ノバリス (Novalis) とは定位放射線治療を行う放射線治療装置の一つである。頭部だけでなく、全身のがん治療・放射線療法に使われ、適応が広い。頭部領域では動静脈奇形、転移性脳腫瘍、髄膜腫、下垂体腫瘍、聴神経鞘腫、神経膠腫など、体幹部では、咽頭がん、脊髄腫瘍、肺がん、肝臓がん、前立腺がん等が適応する。また、放射線の強さを変えながら照射する強度変調治療 (IMRT)を実施することが可能。これにより正常組織への被曝を最小限に抑えることができる。
ノバリスはドイツ ブレインラボ社が開発し、1997年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) の第一号機が、頭頸部腫瘍の治療を開始した。
Novalisとはラテン語で「新しい開拓地」を意味し、今までにない高精度な放射線治療を可能にするという意味で命名された。
リニアック
6MVのエネルギーをもつX線を最大800cGy/分の高線量率で発生、先端部には薄さ3mmマイクロマルチリーフコリメータ(m3 エムスリー)が装着されており、瞬時に放射線ビームの形を腫瘍の形に一致させることが可能。これにより周辺の正常組織の被曝量を軽減することができる。
患者位置決め装置
治療時の患者位置をX線撮影と赤外線監視カメラを用いて、患者位置決めを自動的かつ高精度に実施する画像誘導位置決めシステム (IGRT)。患者の動きはセットアップから治療中までリアルタイムに追尾され、どんな患者の動きもカウチが自動的に稼動して修正し、高精度な患者セットアップを保持する。2分以内に患者の位置決めを行えるため、患者の治療時間が平均20分程度に短縮された。