とっとこハム太郎
日本の連載漫画作品
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
ハムスターのハム太郎(ハムたろう)とその周辺の人々およびハムスターのお話(なお、原作の漫画・絵本ではハム太郎は1匹ではなく、複数のハムスターの名前であり、それぞれ飼い主も違う。#キャラクターとしてのハム太郎を参照)。
1997年に『小学二年生』編集長(当時)の黒川和彦が子供に人気のハムスターを主人公とした作品を連載することを思いつき、作者として実際にハムスターを飼っている河井リツ子が抜擢された。同年4月号の『小学二年生』で連載が開始[1]。アニメ化以前のタイトルは「とってもハム太郎」だった[2]。
人気の高さから、翌年以降も連載されることとなった。1999年にはさらに人気を高めるため、小学館社内に「とっとこ委員会」を設置、メディアミックスによって大々的に本作を売り出すことになった。アニメの放送より早く、同年夏に放映された「小学一年生」のテレビコマーシャルにハム太郎が登場している。
2000年7月7日にテレビ東京系列でアニメの放送が始まると、平日(金曜日)6時台のアニメ番組としては異例の10%もの視聴率を記録、その人気は小学校就学前の幼児にまで広がった。そして、翌2001年には『ドラえもん』や『ポケットモンスター』と肩を並べる人気キャラクターにまで成長した。
しかし、アニメ枠の移動と後番のバラエティ番組『ロンブーの怪傑!トリックスター』の開始に際して、2006年3月31日をもって金曜夜での放送は終了した。地方局での遅れネットも順次終了(ほとんどの局で後継番組として『きらりん☆レボリューション』へ交代となった)。
その後、新シリーズ『とっとこハム太郎は〜い!』を経て、『のりスタは〜い!』内の1コーナーに移動、縮小放送のあと2008年3月26日をもって終了。
2011年4月からアニメセレクション+バラエティパートなどを組み合わせた『とっとこハム太郎 でちゅ』を放送。2012年4月に『とっとこハム太郎』(2012年版)に改題・一部リニューアルの上、2013年3月まで放送された(なおミニコーナー化の時には一部の独立局でも放送されていた)。
2010年代中期以降はTwitterアカウントで、「ハム太郎」が適宜いろいろな事をツイートするという形で継続されていたが、2017年の20周年直後(8月8日)以降それも途絶えていた。しかし、約11ヶ月後の2018年7月、原作に近しいイメージのアイコンにリニューアルするなどしてアカウント書き込みが復活[3]。程無くして同年8月1日には小学館の公式サイトもフルリニューアルした[4]。その後はツイートに加え、原作書籍の復刻や新作グッズの販売などを中心に展開している。
キャラクターとしてのハム太郎
漫画・絵本ではハム太郎は1匹ではなく、複数のハムスターの名前である。なお概ねが血縁関係にあるという設定(つまり襲名)で、第一作の初代を起点として息子や孫の世代も描いていく。なお初代の孫のハム太郎は3匹いる[5]。
- 「ゆかりちゃん」に飼われているハム太郎。別名、元祖ハム太郎。小学館ワンダーランドブックス・ぴっかぴかコミックス『とっとこハム太郎』『とっとこハム太郎 その2でちゅ』の主人公。「小太郎」(雄)と「花子」(雌)の間に生まれた8匹のハムスターの中の1匹。
- 1.のハム太郎と、「もも」(雌)との間に生まれたハム太郎。ひまわりの花を探しに冒険の旅に出た。
- 1.および2.のハム太郎の子孫で、西暦2086年に生息するハム太郎。小学館ワンダーランドブックス『とっとこハム太郎 大ぼうけんでちゅ』の主人公。
- 1.の子供の「ハム助」(雄)と「だんご」(雌)の間に生まれたハム太郎。あっくん(楠本あつし)のおじいさんが経営するペットショップにて12匹の「ハムちゃんず」と暮らす。小学館ワンダーランドブックス『とっとこハム太郎 ハムちゃんずでございまちゅ』(1 - 3)、ぴっかぴかコミックス『とっとこハム太郎 ハムちゃんず』(1 - 3)の主人公。アニメ版『とっとこハム太郎』のハム太郎の元になっている。
- 1.の子供の「ハム吉」(雄)と「ハム菜」(雌)の間に生まれたハム太郎。1匹だけ迷子になり、「あいちゃん(安藤あい)」に助けられた。小学館ワンダーランドブックス『とっとこハム太郎 あいしてるでちゅ』の主人公。
- 1.の子供の「さくら」(雌)と「菊正宗」(雄)の間に生まれたハム太郎。「あんなちゃん」の家で生まれた。絵本『ハム太郎のとっとこえほんでちゅ』(1 - 2)の主人公。
- 森の中で暮らすハム太郎。1. - 6.との血縁関係はない。12匹のハムスターの子供をもつ父親である。単行本未収録作品の主人公。
- アニメ版の『とっとこハム太郎』のハム太郎については、とっとこハム太郎の登場人物#ハムちゃんずを参照。
ハムちゃんず
小学館ワンダーランドブックス『とっとこハム太郎 ハムちゃんずでございまちゅ』、ぴっかぴかコミックス『とっとこハム太郎 ハムちゃんず』では、ハム太郎をはじめとするハムスターがハムちゃんずというグループとして登場し、計86匹存在する。
シリーズ一覧
- とっとこハム太郎
- 『小学二年生』で連載。元祖ハム太郎(初代)が主人公。全2巻
- とっとこハム太郎 ハムちゃんずでございまちゅ
- 『小学二年生』で連載。全3巻。後にぴっかぴかコミックスから『とっとこハム太郎 ハムちゃんず』としてリメイク。元祖ハム太郎の息子ハム助の息子のハム太郎が主人公。
- とっとこハム太郎 あいしてるでちゅ
- 『小学四年生』連載。元祖ハム太郎の息子ハム吉の息子のハム太郎が主人公。
- とっとこハム太郎 大ぼうけんでちゅ
- 『小学三年生』連載。元祖ハム太郎の息子ハム太郎(二代目)が主人公。
- ハム太郎のとっとこえほんでちゅ
- 『小学一年生』連載。元祖ハム太郎の娘のさくらの息子のハム太郎が主人公。全2巻。
映像作品
アニメ版
テレビアニメ版は原作シリーズとは設定や登場人物がかなり異なり、原作では第一作の元祖ハム太郎を起点としてその息子や孫である複数のハムスターがハム太郎として描かれ、シリーズ全体として元祖ハム太郎の一族を中心としたサーガのように描かれるのに対してテレビアニメ版では特定の一匹のハムスターがハム太郎として描かれる。 なおテレビアニメ版の制作前に小学館の学年別学習雑誌の応募商品として制作・配布されたOVAの『とっとこハム太郎 アニメでちゅ!』は複数の短編からなるオムニバスかつテレビアニメ版と異なり原作に近い内容で、収録4編のうち2編が原作シリーズの『とっとこハム太郎 ハムちゃんずでございまちゅ』のアニメ版となっている。
実写作品
- 健太の食探検 ハム太郎といっしょ!
ゲームソフト
アニメ版の世界を元にしている。
通常のゲームソフト
任天堂より発売
- とっとこハム太郎 ともだち大作戦でちゅ(ゲームボーイカラー)
- とっとこハム太郎2 〜ハムちゃんず大集合でちゅ〜(ゲームボーイカラー)
- 2001年4月21日に3,800円で発売。ジャンルはアドベンチャーゲーム。[9]
- とっとこハム太郎3 ラブラブ大冒険でちゅ(ゲームボーイアドバンス)
- とっとこハム太郎4 にじいろ大行進でちゅ(ゲームボーイアドバンス)
- とっとこハム太郎 ハムハムスポーツ(ゲームボーイアドバンス)
- とっとこハム太郎 ナゾナゾQ 雲の上の?(ハテナ)城(ニンテンドーDS)
- 2005年12月1日に4,571円で発売。ジャンルはナゾナゾ(クイズアドベンチャー)。[16]
マーベラスエンターテイメントより発売
- とっとこハム太郎は〜い! ハムちゃんずの ハムハムチャレンジ! あつまれは〜い!(ニンテンドーDS)
- 2007年3月15日に4,800円で発売。
電子知育玩具用ソフト
セガトイズより発売
- とっとこハム太郎 はる・なつ・あき・ふゆ とっとこなかよし! ハムちゃんず!(キッズコンピュータ・ピコ)
- 2001年12月に3,980円で発売[17]。
- とっとこハム太郎 とっとこたのしく あいうえお 〜まぼろしの ひかるたねを みつけるのだっ!〜(キッズコンピュータ・ピコ)
- 2004年5月14日に3,980円で発売[17]。
小学館より発売
- とっとこハム太郎 おえかきいっぱい! ハムちゃんず!(キッズコンピュータ・ピコ)
- 4,980円で発売[17]。
エポック社より発売
- とっとこハム太郎 テレビパソコン
- 2003年に発売。
- とっとこハム太郎 ハムハムおんがくぱらだいちゅ!(スーパーテレビパソコン)
- 2004年10月25日に3,980円で発売。
アミューズメントマシン
各種記録
テレビ番組
- 日経スペシャル ガイアの夜明け 新世紀アニメビジネス(2002年11月10日、テレビ東京)[24]。
関連項目
- テレビ東京
- テレビ東京番組一覧
- テレビ東京系アニメ
- 小学館
- ハムスター
- 笑う犬(このアニメをパロディー化した企画「ニコニコプンスカハムえもん」があった)
- 静岡ガス(静岡ガスのサービス店『エネリア』のイメージキャラクターに起用)
- ピザーラ
- のりスタ!
- 富士急ハイランド - 園内に「ハムハムどきどき!おうこく」というハム太郎のゾーンがあった。また、同園オリジナルキャラクターの「ふじQくん」が存在していた[25]。
- 港南区(横浜市の住宅街。坂が多くて非常に起伏が激しく、このあたりの住宅街がモデルである)
- サンライズ - タイアップしてハムスターのエサ「とっとこハム太郎ハムスターのごはん」を出していてCMにはハム太郎も出ていた他、アニメのスポンサーでもあった。
- タイ王国 - 主題歌「ハム太郎とっとこうた」の歌詞を税金を浪費している政府を風刺した内容に変えた替え歌にして、若者たちがそれを歌って反政府デモを行っている[26]。同様にキャラクターのハム太郎もタイにおいて反政府デモのシンボルとして扱われている[27]。ハム太郎がシンボルとして使われた理由にデモ参加者の一人は「歪んだ社会構造のもとで将来への見通しが立たない自分たちをカゴのなかのハムスターに見立てた」と説明している[28]。
注釈
- 任天堂は「なかよし発見ソフト」と銘打っている。