ノルポトは、1960年代から1970年代前半にかけて活躍したドイツの中距離選手である。チェコスロバキアの偉大なランナーであるエミール・ザトペックを思い出させるようなランニングフォームで、1500mから5000mまでの距離を得意としており、1500m、5000mとも同じくらいの力を持っていた。
ノルポトは、1964年に出場した東京オリンピックでは5000mに出場。13分49秒6でアメリカのロバート・シュールに次ぎ、初めてのオリンピックで銀メダルを獲得した。2年後の1966年6月には、5000mで13分24秒8のヨーロッパ新記録を樹立。この3か月後、ブダペストで開催されたヨーロッパ選手権では1500mで銅、5000mで銀と、2種目でメダルを獲得した。さらにこの直後には、2000mで4分57秒8の世界新記録を樹立した。また、1967年6月には、3000mで7分45秒2のヨーロッパ記録も樹立している。
ノルポトは、1968年メキシコシティーオリンピックでも1500mと5000mに出場。5000mは予選第3組で3位となり決勝進出を果たしたが、決勝を棄権する。1500mも決勝に進出し、3分42秒5で3位とは3秒以上離されて4位でゴール。メダルに手が届かなかった。1971年には、ヘルシンキで行われたヨーロッパ選手権の5000mで銅メダルを獲得。2大会ぶりの表彰台となった。
1972年には、3度目のオリンピックとなるミュンヘンオリンピックに出場。5000mで13分32秒6で、トップから約6秒遅れの6位となっている。
ノルポトは、保険代理店で働いていたが、後に運動生理学を学び大学院を卒業。1971年から2002年までヴァーレンドルフのドイツ連邦軍でコーチを務めた。