バイクトライアル
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概要
1970年頃にスペインのカタルーニャ地方で、子供たちがオートバイの代わりに自転車でモトトライアルをまねたことが起源といわれ、さらに同地に住むモトトライアル世界チャンピオンが幼い息子にトライアルを覚えさせるために利用したことで本格化したともされる。
初期にはトリアルシン(Trialsin)、バイシクルトライアル(Bicycle Trial)、BTRとも呼ばれていたが、国際バイクトライアル連盟(BIU:BikeTrial International Union)の設立で「バイクトライアル」が公式名称とされている。国際自転車競技連合(UCI:Union Cycliste Internationale)もBIU設立以前から同様の競技を管轄しているが、その名称はTrialsとなっており、バイクトライアルという競技名は用いられていない。日本ではBIU世界選手権が岐阜県関市板取(旧武儀郡板取村)で2008年まで毎年開催されていた。
基本ルール
トライアルバイク
20インチ

走ることよりも障害物を越えるための動作(前輪を上げたまま跳ねて進む「ダニエル」など)に最適化されており、交通手段には全く向かない。車体重量が競技成績を左右しかねないため、強度が求められながらも熱心な軽量化が行われており、2012年時点では7キログラムを割る完成車が市販されている。一見似ているBMXバイクとも共通部品はほとんどなく、以下のような特徴を備えている。
- フレーム
- ライダーの動作を妨げないよう、トップチューブは極限まで低く抑えられている。また競技ではサドルを使用しないためにシートチューブは非常に短く、サドルを取り付けるための穴もない。そのため、トップチューブとダウンチューブ、シートチューブで構成される俗に前三角と呼ばれる部分は、トップチューブとダウンチューブの間の角度が非常に鋭角な三角形となる。ボトムブラケット下には障害物に当てるためのバッシュガードを備える。近年、バッシュガードは小型化されている。
- ブレーキ
- 減速よりも制動が非常に重視されるため、早くから油圧リムブレーキが主流となっていた。ディスクブレーキも使われている。
- タイヤ
- 駆動する後輪には、空気圧を下げて接地面積を増やした2.5インチほどのタイヤを使う。
- スプロケット
- 静止状態からの瞬発力や登坂力が要求されるため、比率はほぼ1対1。
26インチ(マウンテンバイク)


オフロードツーリング車であるマウンテンバイクでも低速ギアでトライアルに対応できることから、マウンテンバイクの大会にてオブザーブドトライアル(Observed trial)の名で競技が行われるようになり、やがて正式にバイクトライアルの一部門となった。
初めはクロスカントリーバイクが使われていたが、トライアルに特化したバイクも供給されるようになり、やがて「変速機を備える」等の車両規定も撤廃され、26インチでもマウンテンバイクとはかけ離れた純粋なトライアルバイクで競技が行われるようになっている。
UCIではジュニア(16歳-18歳)、エリート(18歳以上)クラスでは20インチと26インチでカテゴリーが分かれるが、BIUではカテゴリーが廃されて「26インチ以下」と一括りになっており、同じ条件で20インチと競うことになる。そのため、26インチより軽量で取り回しやすい24インチでの参戦者も現れた。
関連項目
- トライアル (オートバイ)
- 一輪車トライアル&MUni競技大会
- BMX - モトクロスの自転車版という、バイクトライアルと似た経緯で誕生した。
外部リンク
- 日本バイクトライアル連盟(BIU加盟団体)
- Union Cycliste Internationale(国際自転車競技連合)
- 日本自転車トライアル協会

