バルビエ反応
From Wikipedia, the free encyclopedia
バルビエ反応とは、ハロゲン化アルキルとカルボニル化合物,金属の間で起こる有機反応である。この反応は、マグネシウムやアルミニウム、亜鉛、インジウム、スズ、サマリウム、バリウム、ヨウ化サマリウム(II)といった単体金属あるいは低原子価の金属塩を用いて行うことができる。反応生成物は第一級、第二級もしくは第三級アルコールである。バルビエ反応はグリニャール反応と類似しているが、重要な違いとしては、バルビエ反応は有機金属種を系内で発生させるワンポット合成である一方、グリニャール試薬はカルボニル化合物へと混合する前に別途調製する[1]。バルビエ反応はカルボニル化合物への求核付加反応であるが、相対的に安価で水と反応しない金属もしくは金属化合物によって行われることが多く、それは水に敏感で扱いの難しいグリニャール試薬やアルキルリチウムを用いる反応とは対照的である。そのため、バルビエ反応は多くの場合においてグリーンケミストリーの要件の一つとなる含水溶媒中にて反応を進行させることができる。バルビエ反応の名はヴィクトル・グリニャールの指導教授であったフィリップ・バルビエに由来する。



