パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜
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『パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜』(パロディウスだ しんわからおわらいへ)は、コナミが開発し1990年4月25日より稼働開始したアーケード用横スクロールシューティングゲーム。1988年に発売された『パロディウス 〜タコは地球を救う〜』の続編にあたる。サブタイトルの「神話からお笑いへ」は『グラディウスIII -伝説から神話へ-』のサブタイトルのパロディである。
| ジャンル | 横スクロールシューティング |
|---|---|
| 対応機種 |
アーケード (AC) ファミリーコンピュータ (FC) ゲームボーイ (GB) X68000 (X68) PCエンジン (PCE) スーパーファミコン (SFC) iアプリ Vアプリ EZアプリ |
| 開発元 | コナミ |
| 発売元 | コナミ |
| プログラマー | 徳田典 |
| 音楽 | 村岡一樹 |
| 美術 |
GAKINCHO TOUYOU SYOUTAROU 三好威正 MORY-WANDAYU MIKACHAN |
| シリーズ | パロディウスシリーズ |
| 人数 | 1 - 2人 (交互プレイ) |
| 発売日 |
AC FC GB X68 PCE SFC SFC (ニンテンドーパワー) iアプリ Vアプリ EZアプリ |
基本的なゲームシステムは『グラディウス』(1985年)を踏襲しているが、前作同様ルーレットカプセルやベルパワーが存在し、使用する武器が全キャラクターで異なるなど、シリーズ独自の要素も加えられている。ペンギンなどの可愛らしいキャラクターや斬新なステージ展開からシリーズの人気向上に貢献し、この年のゲーメスト大賞では総合2位を受賞した。
のちに家庭用ゲーム機やパソコン、携帯電話などに移植された。
システム
プレイヤーは横スクロールのステージを進みながら、パワーカプセルを取得して装備を強化する。グラディウスシリーズと同様にゲージ式のパワーアップを採用しているが、ルーレットカプセルやベルパワーなど、『ツインビー』シリーズを思わせる要素も取り入れている[1]。ベルパワーは赤い敵や敵編隊を倒すと出現するベルによって発動する。ベルは攻撃を当てることで色が変化し、取得した色に応じてスコアアップ、スーパーボム、メガホン、巨大化、菊一文字などの効果を得られる。強力な効果を持つ一方、バリアとの併用や難易度上昇などの制約もある。
ステージは全部で10構成で、海賊島、ラスベガス、お菓子城、日本、モアイ戦艦、パチンコ、雲海と泡、氷結洞窟、墓地、要塞など、既存のシューティングゲームや日本文化、クラシック音楽を題材にしたパロディ性の強いステージが展開される。BGMにはクラシック曲のアレンジやグラディウスシリーズの楽曲が用いられている[2]。
本作にはシリーズ初のリアルタイムで難易度が上下する「タイマー難度」を搭載しており、パワーアップやノーミスでゲームを進行することで難易度が上昇する。アーケードのグラディウスシリーズでは初めてコンティニューを採用しており、ミスやコンティニューすれば難易度が下がるようになっている。従来のグラディウスシリーズは残機を全て失うまでは何周クリアしても終わらなかったが、本作は2周エンド制を採用しており、2周目をクリアするとエンディング後にそのままゲームオーバーとなる。
登場キャラクター
プレイヤーが操作するキャラクターは全4種から1つを選択する。前作とは違い、使用する武器が全キャラクターで異なる。グラディウスシリーズと同様に、ダブル系とレーザー系はそれぞれ排他選択であり併用不可である。
- ビックバイパー
- グラディウスシリーズの自機。本作ではたいやき屋の親父という設定で登場する。
- タコ
- 本作の主人公で、前作に続きMr.パロディウスとして登場する。
- ツインビー
- 『ツインビー』シリーズの主人公。外見はウインビー風になっている。
- ペン太郎
- 『けっきょく南極大冒険』のペンギンとペン子の間にできた子供という設定で登場する。
敵キャラクターとしては露出度の高い衣装を着た女性で、がに股の横歩きで迫ってくる2面中ボスの「ちちびんたリカ」や裸でベッドに横たわった姿勢の女性で7面ボスの「ハニーみかよ」などが登場する[3]。
移植版
| タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| パロディウスだ! | ファミリーコンピュータ | コナミ | コナミ | ||
| パロディウスだ! | ゲームボーイ | コナミ開発三部 | コナミ | ||
| パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 | X68000 | コナミ | コナミ | ||
| パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 | PCエンジン | コナミ | コナミ | ||
| パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 | スーパーファミコン | コナミ開発三部 | コナミ | ||
| 極上パロディウスだ! DELUXE PACK | PlayStation | コナミ | コナミ | 『極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜』とのカップリング | |
| 極上パロディウスだ! DELUXE PACK | セガサターン | コナミ | コナミ | アーケード版の移植 | |
| パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 | スーパーファミコン(ニンテンドウパワー) | コナミ | コナミ | ||
| コナミGBコレクション VOL.4 | ゲームボーイ(日本) ゲームボーイカラー(欧州) |
KCEJ | コナミ | 収録作品 | |
| パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 | iアプリ | コナミ | コナミモバイル・オンライン | ||
| パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜 | Vアプリ(コナミネットDX) | コナミ | コナミオンライン | ||
| パロディウスだ! | EZアプリ | コナミ | コナミ | ||
| パロディウス ポータブル | PlayStation Portable | Konami Software Shanghai | コナミ | アーケード版の移植 |
ファミリーコンピュータ版、ゲームボーイ版、PCエンジン版、スーパーファミコン版などでは、ハード性能や容量、表現上の事情により、ステージ数や演出、BGM、一部キャラクターが変更されている。家庭用版では独自ステージや追加モードが用意されたものもある。
- ファミリーコンピュータ版
- 1990年11月30日発売。全7面構成となり、アーケード版から一部ステージが削られた一方、遊園地をモチーフにしたオリジナルステージが追加された。2面の中ボスがちちびんたリカからミス・ミシタリーナに変更された[6]。キャラクターの変更は『ファミコン通信』、『ファミリーコンピュータMagazine』2誌ともに不満点の1つとして挙げていた[要出典]。
- 1988年に発売されたファミリーコンピュータ版『グラディウスII』と比較すると処理落ちが目立つとされる[7]。
- ゲームボーイ版
- 1991年4月5日発売。1998年3月19日には『コナミGBコレクションVOL.4』で再収録された。モノクロでステージ数は少ないが、最終面以外は好きなステージから始めることができる。また難易度調節がある。
- グラフィックのクオリティはファミコン版より高く、ちちびんたリカも登場するため『マイコンBASICマガジン』で高く評価されている[要出典]。
- X68000版
- 1991年4月19日発売。アーケード版の雰囲気をほぼ忠実に移植しており、MIDI音源に対応している。
- 販促用のサンプルディスク版では全てのプログラムがC言語で書かれていたが、10MHz機での動作には処理落ちが目立つ状況であったため、負荷になる部分をアセンブラに書き直すことで、製品版では10MHz機でもゲームに支障のない速度になっている[要出典]。
- 発売タイトル選定時に要望の多かった『グラディウスII』のリリースを検討するにあたり、よりエフェクトなど処理量の大きなこのソフトウェアの移植を行い、可否の判断をしたと、後日、BASICマガジンのインタビューで明らかにしている[要出典]。
- PCエンジン版
- 1992年2月21日発売。家庭用ゲーム機において初のアーケード版に準拠した移植である。容量などの問題により一部ステージは削られているが、PCエンジン版オリジナルのスペシャルステージが追加された。また条件によって本作オリジナルのキャラクターも登場する。
- スーパーファミコン版
- 1992年7月3日発売。アーケード版に近い画面レイアウトや演出を再現し、オリジナルステージやOMAKE!モードも追加された。演出面では一部変更も行われている。
- システム面において、オートでも任意でパワーアップが可能になり(以降の関連作品のセミオートと同じ)、オプションではベルパワーの使用に専用のボタンの割り当てが可能になったり、難易度を7段階に設定可能等、アーケード版よりも設定関連の幅が広がっている。
- PlayStation版・セガサターン版
- 『極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜』とのカップリングで『極上パロディウスだ! DELUXE PACK』として発売された。
- 携帯電話アプリ版
- 2003年2月19日以降、iアプリ、Vアプリ、EZアプリ向けに配信された。
- PlayStation Portable版
- 2007年1月25日発売の『パロディウス ポータブル』に収録された。シリーズ作品をまとめて収録し、難易度上昇率の変更やゲーム中のセーブ・ロードに対応している。
スタッフ
- アーケード版
- メイン・プログラマー:CHICHIBINTA TSUKASA(徳田典)
- サブ・プログラマー:TYUKEN
- キャラクター・デザイナー:GAKINCHO、TOUYOU SYOUTAROU、三好威正、MORY-WANDAYU、MIKACHAN
- サウンド:-CAMEO- MATANO -DOKUO- UMENO(村岡一樹)
- ハード・デザイナー:DENDOUKONISI
- ツール・デザイナー:AV TOSHIMI、KANTON TEN
- スペシャル・サンクス:KAZUHISA.N、HIROAKI.T、MSX PARODIUS TEAM、GRADIUS 1・2・3 TEAM、SALAMANDER TEAM、ROOM 1002、1005、1007、1008、1010、1011、1012
- ファミリーコンピュータ版
- プログラマー:TAKEMOTO(たけもとみつお)、H.HORI、C.OZAWA
- キャラクター:SHIGEMOTO、HORIE(堀江浩司)、KATAKAMI(かたかみふみまさ)
- サウンド:TAKEYASU(竹安弘)、TOMITA(冨田朋也)
- ゲームボーイ版
- プログラマー:上田英生
- グラフィック:小玉紀年
- サウンド:Mr.FUKUTAKE(福武茂)、いとうあきこ、船内秀浩
- アシスタント:H.ITOH
- サンクス:PD MATSUDA(松田裕)、Mr.KITAUE(北上一三)、KUROKOTAI
- PCエンジン版
- メイン・プログラマー:CHICHIBINTA TSUKASA(徳田典)
- サブ・プログラマー:NISHIKAWA THE VILLAIN(西川智子)
- キャラクター・デザイナー:KAYO CHAN、HOBIBI IGOU、MIKA CHAN、MIDORIN-YOSHINO
- サウンド:-CAMEO- MATANO -DOC.- UMENO(村岡一樹)
- ビジュアル・デザイナー:MATSUDA PIROCHI(松田裕)
- スペシャル・サンクス:永田昭彦、橋本和久、PIGS TEAM MEMBERS
- スーパーファミコン版
- リード・プログラマー:POMPOM、松岡伸治
- アシスタント・プログラマー:CHACHA YOSHIDA(吉田晃之)、BINBIN、奥谷友春
- キャラクター・デザイン:藤本武史、岸本方彰、薬師寺健雄、堀江浩司
- サウンド・デザイン:上原和彦、衛藤英幸
- ビジュアル・デザイン:OFUNADON
- パブリック・インフォメーション:LEAK SAGOI(砂井幸代)
- スペシャル・サンクス:UMECHAN(梅崎重治)、TAKECHAN、SATOCHAN
評価
| 評価 | ||||||||||||||||||||||||||
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- アーケード版
- ゲーム誌『ゲーメスト』誌上で行われていた「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)において、読者投票により大賞2位を獲得している。その他に、ベストシューティング賞で1位、ベスト演出賞で1位、ベストグラフィック賞で7位、ベストVGM賞で2位、プレイヤー人気で5位、年間ヒットゲームで5位、ベストキャラクター賞ではちちびんたリカが3位、タコが6位、ペンギンが10位、ハニーみかよが17位を獲得した[21]。
- 1991年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』において、それまでの全アーケードゲーム作品を対象とした読者投票では第14位を獲得、同誌では「読んで字のごとくグラディウスシリーズをパロったゲーム。人をナメきったギャグにあふれているが、多くの人をひきつけたのはゲーム性の高さゆえだろう」、「1990年のAOUショーで発表され、一番の人気を集めた。(中略)出てくるキャラクターを見ているだけでも笑えるのだが、何といっても自社のゲームをパロっているというのがスゴイ。パロディゲームであるとはいえ、ゲームとしての完成度が高いところがまたすごいといえるだろう」とゲーム性やキャラクター造形に関して肯定的に評価されている[22]。
- 1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「美しいグラフィックでセンス良くまとめられていたため、元ネタを知らない女性・一般プレイヤーにも受け入れられていた」、「カラフルでコミカルな内容とは裏腹に、シューティングゲームとしての完成度、ゲーム性の高さはグラディウスシリーズに引けをとらない本格派」、「マニアから一般まで幅広い層に受け入れられヒットしたパロディウスは、極上パロディウス→セクシーパロディウスと続編が発売され、グラディウスシリーズから独立した1つの人気シリーズとなっている」とグラフィック、ゲーム性に関して肯定的に評価されている[23]。
- ファミリーコンピュータ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計25点[10]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り23.91点(満30点)となっている[16]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 4.44 4.01 3.83 3.99 3.86 3.78 23.91 - ゲームボーイ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計27点[11]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り23.3点(満30点)となっている[17]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ゲームボーイ オールカタログ」では「コナミがみずからの手で『グラディウス』や『ツインビー』をパロってそのイメージを崩しているが、シューティングとしての難易度はかえって高いぐらいである」、「システムは『グラディウス』をベースにした横スクロールシューティング。各ステージとも笑いを狙った名前、形、動きのキャラたちばかりで、どのゲームのどんなキャラがもとなのか知っていても知らなくてもついつい吹き出してしまうことうけあいだ」とキャラクター造形や世界観に関して肯定的なコメントで紹介されている[16]。
項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合 得点 4.3 3.8 3.8 3.8 3.8 3.7 23.3 - PCエンジン版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計29点[12]、『月刊PCエンジン』では100・95・95・85・95の平均94点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では9・9・8・9の合計35点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り24.82点(満30点)となっている[19]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で18位(485本中、1993年時点)となっている[19]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「システムは『グラディウス』シリーズを受け継ぎながら、背景やキャラクタは思いっきりユニークで笑えるものになっている。特に敵キャラクタは、派手なパフォーマンスと多彩な攻撃で、プレイヤーを楽しませつつ苦しめてくる。最後まで飽きさせない、サービス精神いっぱいのゲームだ」とキャラクター造形に関して肯定的なコメントで紹介されている[19]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 4.64 4.09 4.24 4.40 3.44 4.00 24.82 - スーパーファミコン版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、5・8・8・8の合計29点[13]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り23.54点(満30点)となっている[18]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で27位(323本中、1993年時点)となっている[18]。その他、『SUPER FAMICOM Magazine』1993年8月情報号特別付録の「スーパーファミコンオールカタログ'93」巻末に収録されている「部門別ベスト30」では、総合27位、キャラクタ9位、音楽・効果音21位、操作性26位を獲得している。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 4.48 4.03 3.93 3.89 3.67 3.56 23.54