ヒスイラン属
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概説
形態的特徴
分布と生育環境
インドから東南アジア、中国南部、ニューギニア、オーストラリア、ソロモン諸島、フィリピンなどに分布する。日本には尖閣諸島に1種(コウトウヒスイラン V. lamellata)のみを産する。
自生地では、年間を通して湿度を保てる環境で生活している。
洋ランとして

洋ランとして栽培され、四大洋ランには含めないものの、ファレノプシスとともに重要なものとされる。ただし、大柄でしかも年間を通して高温多湿を要求するため、日本本土で栽培する場合は本格的な温室で行うのが望ましく、一部小型種をのぞいては家庭での栽培は難しい。一方でフィリピン等の熱帯湿潤な環境では特に何も世話をしないでも育つ。
本種の特徴として培養土などを一切使わない栽培が行われる。
通常の植物を鉢植えする場合、腐植土などを用いて鉢の中に根を埋め込む。しかしラン科植物の場合、特に着生種を栽培する場合、根が通気を要求し、過剰な肥料分を好まないため、肥料分が少なくて通気のよい素材を培養土として用いる。バンダ類の場合はこれが極端であり、バスケット栽培と呼ばれる特殊な栽培法を用いる。
これは木枠だけの籠状のものにそれ以外は何も入れず直接に植物を入れ、根を籠目に通して固定するだけというものである。この状態で通気のよいところにぶら下げ、適宜水を与える。植え替えの際も籠から出して枯れた根や茎を整理し、新たな籠に入れるだけである。施肥をする場合はゆっくり水に溶けるような肥料を袋に入れ、茎に結びつけておく。
主な種
- ヒスイラン V. coerulea Griff. ex Lindl.
- V. cristata
- V. denisoniana
- V. hookeriana
- コウトウヒスイラン V. lamellata Lindl.
- V. lilacina
- V. luzonica
- V. saneriana
- V. subconcolor
- V. teres
- ヒョウモンラン V. tricolor Lindl.
ギャラリー
- Vanda Robert's Delight
- ヒスイラン
Vanda coerulea - ヒョウモンラン
Vanda tricolor - フウラン
Vanda falcata - コウトウヒスイラン
Vanda lamellata - Small orchid Vanda garayi in bloom.
Vanda garayi - Vanda 'Pachara Delight'
- Vanda Robert's Delight' × 'Crownfox Magic'
- Vanda 'Sansai Blue'
参考文献
- 唐澤耕司 監修『蘭』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1996年11月、617-621頁。ISBN 4-635-09026-4。
- 土橋豊『洋ラン図鑑』光村推古書院、1993年4月。ISBN 483810121X。
外部リンク
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