ピレニアン・マスティフ

From Wikipedia, the free encyclopedia

愛称Mastín del Pirineo
Mostín d'o Pireneu
体重81 kg (179 lb)
ピレニアン・マスティフ
ピレニアン・マスティフ
愛称 Mastín del Pirineo
Mostín d'o Pireneu
原産地 アラゴン州の旗 アラゴン州スペイン
特徴
体重 81 kg (179 lb)
体高 オス 77 cm (30 in)
メス 71 cm (28 in)
イヌ (Canis lupus familiaris)

ピレニアン・マスティフ:Pyrenean Mastiff)は、スペインピレネー山脈原産のマスティフ犬種のひとつであり、護畜犬種に属する。別名はマスティン・デル・ピリネオ(西:Mastin del Pirineo)、アラゴン・マスティフ(英:Aragon Mastiff)など。

名前はよく似ているが、日本でも知名度の高いグレート・ピレニーズとは別の犬種である。

紀元前1000年頃、フェニキア人が、交易を通じてチベットよりもたらされた、チベタン・マスティフイベリア半島へ送ったことが、本種の歴史の始まりとされている。このチベタン・マスティフが、現在のスペインのフランスとの国境を成すピレネー山脈に送られ、羊飼いによって地元の犬と交配させられ、作出されたと言われている。

同じくスペイン産出のスパニッシュ・マスティフとは、ルーツとなった犬も同じくチベタン・マスティフであると言われているが、別種であるという説もある。スパニッシュ・マスティフは気温の高い平地適応するためにコート(体毛)が薄く短くなっていったが、ピレニアン・マスティフは気温の低い山地への適応のため、厚く長い毛を継承した。

スパニッシュマスティフよりも外観が類似するグレート・ピレニーズの原産地は、フランス側のピレネー山脈であり、外見のみならず役割の点でも類似しているが、ルーツなど多くの点で異なっている。

当該種は元来、主にから守るための護畜犬としてのほか、羊を季節ごとに別の放牧地へ移動させることの補助にも用いられた。

しかし1940年代になると、ピレネー山脈の狼が絶滅。これと時期を同じくして、放牧の縮小が行われ、用途がほぼ失われる。第二次世界大戦後は、ついに絶滅の危機に陥ったが、1970年代、原産国スペインにて数人の有志による「保存会」が立ち上げられ、徐々に頭数を回復 → 絶滅を回避した。1982年にはFCIに公認犬種として登録され、その後スペイン国外でも飼育が行われるようになる。

現在は主にペットや、時にはショードッグとしても飼育されている。実用犬としての頭数は多くはなくなってしまったが、原産国スペインなどではまだ見ることが出来る。欧州諸国、ロシア、米国(犬種未認定)、カナダ、メキシコ、日本、オーストラリアなどで飼育・繁殖されているが、絶対数は未だ少なく、大変希少な犬種であることに変わりはない。

<日本における歴史・現状>

2001年、香川県の繁殖家が牡1頭を輸入し、翌2002年、その個体が国内(JKC)登録第一号犬となる。 続いて同所へ輸入された2姉妹との間にて、翌2003年、国内初の子犬(2胎)が誕生・登録される。 同年、その犬舎は、上記スペイン保存会(略称CMPE)の「日本支部」として承認。 続いて輸入された個体などを交配相手に、国産3世代目までの子犬たちが作出されている。 交配から繁殖(登録)までを一貫して手がけているのは、アジア圏内でもこの日本支部だけであり、近年では2014年に繁殖仔犬の登録がされている。

特徴

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI