フェラーリ・365P
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“GUIDA CENTRALE”のサブネームが示すように、運転席は中央で、その左右にパッセンジャーシートを配した3シーターレイアウトを採用している。このレイアウトを可能にしたのがミッドシップエンジン化であり、市販化を前提にしたミッドシップカーの習作ともいえる。
GUIDA CENTRALEの開発に当たり、この企画を大いに支持したとされるのが、アメリカでの最大手インポーター(当時)でレースドライバーでもあったルイジ・キネッティである。彼の主張によれば、「イギリスでもフランスでも、右も左も見え、この運転位置が一番自然」と語り、このプロジェクトを推し進めたとされる。
更にもう一人この企画を大いに支持したのが、当時のフィアット社長ジャンニ・アニエッリで、アニエッリはこのクルマを完成前に注文するほど入れ込んでいた。
当時フェラーリの市販車(実際には1970年代に入っても)275GTBやその後の365GTB/4(デイトナ)等、フロントエンジン搭載車が人気を博していた。Pシリーズレースカー等でミッドシップを採用していたが、市販車にはメンテナンス性が良いFRレイアウトで充分と考えていたフェラーリも、時代の流れと、市場における強力なライバルの出現を無視できなかったということであろう。
