フォックス (略号)
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フォックス(fox)は、NATOのパイロットが無線通信で使用する略号で、空対空ミサイルなどの空対空兵器を使用することを意味する。foxはNATOフォネティックコードで"F"に割り当てられている"foxtrot"(フォックストロット)の略で、"fire"の頭文字である。


パイロットが兵器の使用を通知するのは、他のパイロットに兵器の進路に侵入しないよう警告し、友軍相撃を回避するためである。陸軍の航空部隊では使用する兵器のほぼすべてが空対地仕様であるため、別の略語が使われることがある。
フォックスの後に、誘導方式を示す1から3の数字がつけられる。
- フォックス・ワン (fox one)
- セミアクティブ・レーダー・ホーミングのミサイル(AIM-7 スパローなど)[1]
- フォックス・ツー (fox two)
- 赤外線誘導のミサイル(AIM-9 サイドワインダーなど)[1]
- フォックス・スリー (fox three)
- アクティブ・レーダー・ホーミングのミサイル(AIM-120 AMRAAMやAIM-54 フェニックスなど)[1]
アクティブ・レーダー・ホーミング (ARH) が登場するまで、「フォックス・スリー」はM61 バルカンなどの銃砲、すなわち無誘導の兵器を発射することを意味していた。フォックス・スリーがARHに使われるようになってから、無誘導の兵器には「フォックス・フォー」 (fox four) の略号が充てられるようになった。これは"guns-guns-guns"というフレーズに置き換えられて使われなくなったが、フィクション作品には今でも「フォックス・フォー」が登場する[2][3][4]。