ホモシスチン尿症
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概要
必須アミノ酸のひとつであるメチオニンの代謝経路において、中間生成物ホモシスチンの代謝酵素であるシスタチオニン–β合成酵素(シスタチオニン-β-シンターゼ)の先天的欠損によりホモシスチンがシスチンに変換されず、体内に多量に蓄積され尿中へ排出される先天性アミノ酸代謝異常症のひとつである。メチオニン代謝経路において、代謝不良によるメチオニン蓄積にあわせて、中間生成物ホモシスチンの一部がメチオニン合成酵素(メチオニンシンターゼ)によってメチオニンへと還元されることから血中メチオニン濃度が上昇するという特徴も併せ持つ。(代謝経路についてはメチオニン#他の生化学的過程を参照のこと) 常染色体劣性遺伝疾患で、患者割合は約40万から100万人に一人といわれている。
症状
診断
新生児マススクリーニング対象疾患であり、酵素法による検査で血中メチオニン濃度2 mg/dL以上、さらにHPLCによる再検査において1.5 mg/dL以上の場合としているが、血中メチオニン濃度増加は高メチオニン血症などでも見られるため様々な所見から総合的に判断される。また血液検査では血中ホモシスチン濃度と血中メチオニン濃度の特異な増加が見られ、尿検査では正常な人ではふつう検出されないホモシスチンが検出されるという特徴がある。
治療
関連項目
- 新生児マススクリーニング
- ガラクトース血症
- フェニルケトン尿症
- メープルシロップ尿症(楓糖尿症)
- 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
- 先天性副腎皮質過形成
参考文献
- 最新整形外科学大系 第21巻/中山書房
- メルクマニュアル/日経BP社
- メルクマニュアル 家庭版/日経BP社
- STEPシリーズ/海馬書房
- 小児保健/北大路書房
- 小児疾患診療のための病態生理 2/東京医学社