ボゴミル派
ブルガリアを中心にバルカン半島で信仰されたキリスト教の一派
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神話
教義
マニ教的な善悪二元論を説く。人間の魂は、悪しき肉体に拘束されている、この世の物質的なものは全て悪魔(サタナ、ギリシア語でサタンの意)の手で作られたものである、救いのためには全ての物質的なものを否定せねばならない。
ゆえに結婚・肉欲・飲酒・肉食、また教会の機密(秘蹟)も含め、地上の物質的なもの全てが否定される。このように、グノーシス主義の影響を強く受けていると思われる。
聖像や十字架なども物質的なものとして忌避された。また東方正教会や東ローマ帝国などの聖俗の既成権力も、悪魔に由来するものとして否定する。旧約聖書も悪魔のものとして否定された。キリストの受肉も否定され、仮現説に近い教義をもっていた。
関連項目
参考文献
- ディミータル・アンゲロフ 『異端の宗派 ボゴミール』 恒文社 1989年、ISBN 4770407122
- ユーリー・ストヤノフ 『ヨーロッパ異端の源流―カタリ派とボゴミール派』 平凡社 2001年、ISBN 4582707130

