ボニカ '82
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ボニカ '82は、バラの園芸品種の1つ。1982年にフランスのメイアン社によって作出された[1][注 1]。古い資料には、たんにボニカと書いているものもある[2]。2003年の世界バラ会議グラスゴー大会で「栄誉の殿堂入りのバラ」に選ばれた[1][3]。
四季咲き・半横張り性のフロリバンダまたはシュラブのバラ[1][3]。普通は修景バラとして扱われている[3]。ヨーロッパでは人気がある[4]。交配種は、(Rosa sempervirens×Mlle Marthe Carron)×Picasso[1][2]。樹高は0.8-1.6m、株張りが80-160cm程度に育つ[1][4]。花径が7-8cmのサーモンピンク色の中輪の花を房咲きでたくさん咲かせる多花性のバラ[1][3][4]。花弁の端は色が淡くなる[4]。四季咲き性が強く、耐病性や耐寒性にも優れる[4]。丈夫で手間がかからない[3]。花の香りは、かすかに香る程度の微香[1][4]。花弁数が多いわりによく実が付くので、継続して咲かせたい場合は花がらを摘む必要がある[4][3]。1987年に全米バラ選 (AARS) に選ばれている[2]。また、英国王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞した[5]。Meidomonacの名前でも流通している[2]。

枝変わりに花色が濃い「ロイヤル・ボニカ」があるが、花弁数が多い、花型が異なる、直立性が強い、実が付かないなど性質がかなり異なる[4]。その他にも、スカーレット・ボニカ、チェリー・ボニカ、バニラ・ボニカがある[6][7][8]。これらのうち、スカーレット・ボニカは、アメリカ合衆国ではCanyon Roadの名前で流通している品種で、2020年にAmerican Garden Rose Selections (AGRS) でRegional Winnersの1つに選ばれた[9][10]。また、チェリー・ボニカは2015年にADR認証を受けた品種である[11] [12]。チェリー・ボニカはこれ以外にも、2013年にバガテル金賞を受賞した他にも多数の賞を受けている[11]。バニラ・ボニカはクリーム色から純白に変化する花色の中輪種で、シュラブ樹形[13]。樹高は1.3m-2m程度になる[13]。1輪が咲いている期間が長く、雨が降っても花に染みができにくい[13]。放任栽培でも育つが、殺菌剤の散布をした方がよく成長する[13]。いずれも、ボニカ '82とはバラの性質が異なる。