マンダリーナの息子
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『マンダリーナの息子』((露:Сын мандарина)は、ツェーザリ・キュイにより1859年に作曲された喜劇オペラである。ヴィクトール・アレクサンドロビッチ・クルイロフにより執筆された台本は、会話文が多用されたものとなっている。このオペラはフランスの作曲家ダニエル=フランソワ=エスプリ・オベールの影響を少なからず受けており、特に当時サンクトペテルブルクで上演されていた「ブロンズの馬(仏:Le cheval de bronze)」とは設定も似通っている。キュイはこの作品を前年に結婚したばかりの妻マリヴィーナ・バンベルクに捧げた。編曲はミリイ・バラキレフによるものである。
『マンダリーナの息子』の初演はいわば「家族向け」のものであった。1859年2月2日にサンクトペテルブルクにあるキュイの親戚のアパートにて、ピアノの伴奏で上演された。お役人の役のモデスト・ムソルグスキーや、宿屋の娘役のマリヴィーナなどが主なキャストだった。
最初の公開上演は1878年12月7日で、芸術家クラブ(露:Клуб художников)により行われたサンクトペテルブルクでの公演である。それ以来、これはキュイのオペラの中でもロシア国内で人気の高い作品となったが、キュイの死後、時をおかずしてあまり上演されなくなったようである。しかし1998年にはモスクワのポクロフスキー・チェンバー・ミュージック・シアターにより修正作品が再演されている。